海堂 薫 2013-10-06 08:06:25 |
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桃城、ただいま…。
色々考えてた…。
何を信じたらいいのかわからなくなっちまったんだ…。
もちろんお前のことは信じてる…。
この世界にいるのが嫌なんだ…。
素直に楽しいと嬉しいと
感じることができなくなっちまった…。
すまねえ、いつも精神的に衰弱してて…。
聞き流してくれて構わねえ…。
悪い。来るのが遅くなっちまった。
お前が人を信じられないのは俺が裏切ったせいでもある。
ホントにすまなかった。
けど、生きてるのがつまらなくても、苦しくてもお前はちゃんと生きてる。
それだけで強いじゃねぇか。
俺はお前に希望をもらった。だから俺もお前に返したいって思ってる。
桃城は何も悪いことしてない…。
俺はお前が離れることで幸せになって欲しい。
そんな気持ちで引き止めなかっただけなのだから…。
ありがとう…。そうだな。
俺が生きていられるのはお前が居てくれるからだ…。
俺がお前に希望を与えられたのか…?
俺はお前を苦しめているんじゃないかって心配していたのに…。
そんなこといってもよお。俺がお前から離れてお前を1人にさせちまって、寂しい思いさせちまった。
ちゃんとそばに居たらもしかしたらまた人をしんじれてたかもしれねぇじゃねぇか。
ああ。ちゃんと傍にいる。だから生きて欲しい。
お前からは希望をたくさんもらった。嫌なことがあっても1日が終わればお前に会えると思うとなんでも頑張れた。
全然苦しくなんかなかった。
お前の思い込みだけだ。だから安心して隣にいていいんだぞ?
寂しかったかもしれない。
でも、お前を俺に縛り付けないでお前を幸せにするんだと思えば
心は落ち着いてたんだ…。
お前が俺が世界を嫌いになる理由ではないことは確かだ。
ありがとう…。でも、俺と一緒にいて疲れないか?
そう言ってもらえると嬉しい。
ありがとうな…。
それからハロウィンの約束、守れなくてすまなかった…。
お前は人の幸せを立派に願ってないで少しは自分も幸せになれるように考えろよ。
人の幸せを願うことは悪い事だとは言わねぇけど、自分が幸せになればきっと余裕が出来てほかの人にも幸せを与えられるはずだ。
全然疲れねぇよ。お前と過ごすことは気楽で、楽しくて、安心する。
大丈夫だ。俺がお前と一番したいことはお前と過ごすこと。
特別じゃない時でもお前と話せてそばにいられればそれだけで充分だ。
…そうだな…。お前の言う通りだ。
自分が幸せにならなきゃいけないよな…。
それなら良かった…。
俺がお前の喜びになれてるなら嬉しい。
俺もお前と話せて嬉しい。
寒くなってきたな…。風邪ひかないようにな…。
ああ。俺はお前が幸せになってくれることが一番嬉しい。
なにも心配いらねぇよ。お前も安心してろって。
俺もなにかお前の役に立てるなら嬉しい。
お前こそ体に気をつけろよ。もうすぐインフルが流行る時期だからな!
…(こくっと嬉しそうに頷き)
ああ、分かった…。
お前が俺の幸せを祈ってくれるだけで嬉しい。
ああ、そうだな…。
それに紅葉の綺麗な時期になった。
海堂、俺はお前の事ちゃんと理解したい。だから、悩んでる事とか、話せる事から話して欲しいって思ってる。
それでこそ海堂だな(くしゃっと頭をなでて)
お前は欲がなさすぎるんだよ。
そうだな。今年の冬はお前と一緒にいられるって思うとホントに嬉しい。
ありがとうな…。
俺の悩みは…あり過ぎて言い尽くせない。
…。
その言葉だけで充分だ。
フン…(撫で受けながら笑って)
ああ、過ごせるな…。
俺も、嬉しい。
そうか。じゃあ、言いたくなった時に言えばいい。俺はいつでも聞いてやるよ!
俺、お前から離れたくねーよ。(ギュッと抱きしめ顔をうずめて)
クリスマスとか正月とかまだイベントあるし楽しもうぜ。
ああ、ありがとう…。
桃城も何かあったら言ってな…。
…(こくっと頷いて涙を一雫流しながら抱きしめかえして)
そうだな。
プレゼント考えないとな…。
ああ。悩みが出来たら聞いてもらうかもしれねぇからその時はよろしくな!
お、おい、泣くなよ(相手の涙を見て戸惑った様子で相手の背中をさすり)
俺はもう決めてある!
クリスマス楽しみにしてろよ!
まあ、俺はお気楽人間だからな。そんなに悩みはねーんだよな。
ホントか?(じっと相手の目を見つめ)
絶対喜んでもらえると思う。
楽しみにしてるな!
確かにあまり悩みはなさそうだな。
(ちょっと怒られないか心配して)
あ、ああ…。(そっと見つめ返して)
ああ、楽しみにしてる…。(微笑み)
まあな。何事もポジティブに考えるようにしてる。
それならいいけど(納得いかなさそうな表情で目を逸らし)
クリスマスが楽しみになってきたぜ。
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