ゴーヤ 2015-04-06 20:04:51 |
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動かなくなった君のシタイ。
捉え続ける双眸は
光を乱反射する宝石の様に濡れた。
いつもより静かな君の鼓動と
その冷たい瞼の奥には
もう君はいないのに。
『今日はツインテールにしないの?』
って、
『明日は一緒に和菓子食べにいこう?』
って
頬を撫でながら呟いてみる。
当然の如く返ってくるのは
痛い程の静寂と
受け入れたくない『君の死(しんじつ)』と。
その冷たい体を、
暖めるかのように手を握り、
『明日も来るね。』
そう言って作った笑い顔からは
宝石が溢れていた。
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