燈矢はエンデヴァーに自分の実力を見て欲しかったんだよね。
いくら待っても来ないお父さんに涙を流して燃えてくシーンは本当に同情する。
トガちゃんとかトゥワイスのは何とか読めたけど、ダメだ。 燈矢は残酷すぎる。
3年眠って起きた時にお父さんがいなくて「きっと仕事が忙しかったんだ」って言い聞かせるシーンはどこか見覚えがあった。
ずっと、エンデヴァーを信じてたんだよね。
辛い思いをさせられても、ヒーローという夢を諦めさせられようとも、お父さんを信じてて……。
たとえ来てもらえなくても、仕事を理由にして許してしまえるいい子なんだよね、燈矢は。
そう思ったら泣けて仕方ない。 目から水が…とまんねぇよ…。
もう最初から死ぬ気で敵連合に入っていたと思うと、燈矢の辛さが目に滲む。
「燈矢って立派な名前があるんだから」、「地獄で息子と踊ろうぜ」
どんな気持ちでこの言葉を言ったんだろう。
家に戻った時には自分の仏壇。
辛かっただろうに、悲しかっただろうに。
その気持ちを全て全て詰め込んで「地獄で息子と踊ろうぜ」と放った。
最初から死ぬ気だった荼毘をどう見ていいのか分からなかった。
最期の最期に燈矢の泣き顔が描写されているけど、読者泣かせに来てるよね?
自分を認めてもらえなくて、自分の夢を諦めきれなくて、父に実力を見てもらおうとしても見てもらえなくて、自らの炎で自身を焼き殺して、生き返ったと思ったら最後は焦凍に殺される…。
思い返すと本当に残酷で、悲しい人生だったと思う。
どうか、報われて欲しいなと思いました
