主 2024-02-03 15:19:02 |
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奇妙なことが起こり始めたのは、私が6歳くらいの時。
私の家はどちらかというと山の中にあって、竹やぶや緑がいっぱいだった。
団地は老人が多く、とくに困ったことはなかった、はずだった。
その団地の竹やぶの中に、お墓?らしきものがあって
よく私はその場で白い服を着た女の人を見ていた。
その女の人はずっとお墓を見つめていて、何時でもいた。両親にはそれが見えていなかったらしく、
危うく精神科に連れていかれそうになった。
私はその女の人をまねしてよくお参り?みたいなことをしていた。
毎朝、保育園に行く前、それが日課になっていたと母が言っている。
いつしか大きくなり私もそれを忘れた頃に、起こってしまった。
習い事が終わって、泥のように寝たその日、
夢の中にあの女が出てきたんだ
白い服じゃなくて、赤い斑点がついた服を着た、あの女が
は?と思ったよ
変な森の中にたたずんでるんだもんその女が
近づいてくるんだ、その女が
怖くて逃げたかったのに足が動かない
顔が触れそう、そう思ったとき女が言った
「そろそろだね」
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