一人言

細菌汚染にかかって
キミはもう信じられなイや
最近“ジョーシキ”も病んデ
綺麗にもいれナイヤ
細菌汚染拡ガッテ
キミは強くなリタイや
最低生キラレたって
イタイ 痛い いたイ いタイ 痛い
細菌汚染モ治ッテ
気分はもうよくなった


あの娘に…移した…ので…

細菌汚染ニカカッテ…
傷ハ…モウ…塞ガンナイ…ヤ
最短デ飛ビ…降リタッテ…
綺麗ニ…モ…死ネナ…イヤ…
細菌汚染…拡ガッテ…
キ…ミラ…モウ…誰モ…イ…ナイヤ…
最終的…ハ…独…リ……デ…

いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…

いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…
いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…
いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…
いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…
いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…
いたい… いたイ… いタイ… いタい 痛い…
いたイ 痛イ… イたい… イタい 痛い…

腐臭漂う背徳の館
今日もはじまる最後の晩餐
身の毛もよだつ料理の数々
ひとり食い漁る女の笑顔
この世界の食物は
全てがあなたの為にある
食らい尽せこの世のすべて
胃袋にはまだまだ空きがある

骨の髄までしゃぶり尽せ
舌先を駆け巡る至福
晩餐はまだまだ終わらない
裏切り者には
報いを受けていただきましょう


あなたはどんな味がするかしら？

あんたが嫌いなんだよ。
そう、そこの甘えんぼさん。
無自覚で過ごしている 貪るだけのゴミ人間。

死ねよ。

そろそろ気がついておくれ。
豚箱がお似合いだよ。
下品で反吐が出るんだ。
嘘ばかりついてる家畜。

ひそひそ話 ひどい悪臭。
汚物まみれの金に浸って。

咲いて 咲いて。
脳みそのサラダ。
裂いて 咲いて。
そのふくよかなお腹。

孕め 孕め。
蟲けらの卵。
芽吹け 芽吹け。
欺瞞の蕾よ。

軽い 軽い。
頭の中身を。
抉りだそう
あんたの右腕でね―――。

肋骨を開けて 私のスープを飲むの
胃から直接 口付けで
私は何の味もしないと思うけど
パパに喜んでもらえるなら
黄色い脂肪をストローで吸って
おしっこもそのまま刺して吸って
うんちもそのまま詰めて切って焼いて
パパのために体が崩れていくけど
ごめんね ごめんね
私きっとダメな子だから
許して 許して
かわいそうな私を
ごめんね さよなら
パパから逃げるのは悪い子
ごめんね 許して
パパじゃない人を好きになる私を

ごめんね ごめんね
私きっとダメな子だから
許して 許して
寂しがりな私を
ごめんね さよなら
パパのところに戻る悪い子
ごめんね 許して
ひどいパパしか好きになれない私を
パパハタクサンノ人ト一緒デ

崩レタ私ヲ最後マデ食ベツクシタイ…

…ソウ言ッテクレタノ

ゴメンネ… ゴメンネ…
私きっと…ダメな…子…だか…ら…

許シテ… 許シテ…
かわいそうな私ヲ…

ごめんね… オイシイ…？
ソレハ温かい…ハー…トの…味…
ごめんね… 痛いけど… 満タサレタ…心臓ヲ…

赤イ…沼底…


奥にギラリと


生えているのは


針のさんご礁…


ここは光の


ささないところ…


罪人落チル…



永遠の…苦シミ…

苦シイ…


肌ガ…焼ケル…


腸… ヒキズリツツ…


見テ……ホラ…


腐ッタ実ニ熔ケル目…


見ル影モナク…


今更、罪ヲ…悔ンデモ…


過去ヤ…未…来…


変エラレルワケモ…

虚言、憎んでは毎晩
井戸の底から囁くのです
嘲笑ふ蜘蛛 花と落ゆる
飴玉でも如何でせうか
夥しい数の腕が
蠢いている
歪んだ女の顔が
水底から浮かび
腐食した顔の女達が
高笑いしている

呪いの唄を歌って
禍言呟いて
漫ろなり
背後に気配を感じたら
首を 絞められ
冷たい水に落ちたわたしの
恨み 憎しみ うめく片葉


オ前…ヲ……呪イ殺ス…タメニ…
私ハ…此処…カ…ラ…這イ出タ…
デモ振リ…上ゲタ……右手ガ…
落…ロ…セ…ナ…イ…

赦サナイ…オ前ヲ呪ッテヤル…

苦痛…懺悔…罪ノ馨リ…
心ノ中…黒ク染マル…
右手ノ鎌…鈍ク銀色ニ…
光ル… 滴リ落チル…


………赤イ沼ニ

その一瞬首を刎ねる
悲鳴にも似た音色が響いて
私の瞳から涙
崩れて落ちて
鎌の聲になる

罪と罰のゆりかご
ゆれて ゆれて
軋んでゆく
憎しみの渦の中
貴様は何を謂う
愛した者を裁く
右手の鎌
唄を謡う
涙を浮かべながら
その刹那
鎌が音を立てて
静かな唄の華が
咲いて 咲いて
沼に沈む
光の射さぬ所
貴様は何を思う