―紅霧異変― プロローグ ある暑い夏の日。幻想郷が紅い霧に覆われた。 もちろん妖怪や人間が困っていた。そしてこの少女、博麗霊夢も困っていたのだ。 「なんなのかしら、この紅い霧は」 「きっとなにかの異変ね。博麗の巫女として黙っている訳にはいかないわ。」 そうして霊夢は夜の空に飛び立っていった...