さすらいの旅人さん 2025-01-18 00:57:23 ID:a0ee37b36 |
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>>1
「お兄ちゃんったら、寝ぼけてる笑
まだ真夜中だよ?
Carnacki, the Ghost Finderとか大魔王!とか、初めて聞く単語だし、、、まあ、朝になったら意味教えてよ!待ってるね」
遠ざかっていく足音。ドアノブの音が聞こえ、次第に軋む音が大きくなる。あなたは、誰かが部屋から出ていくのを感じながら、まあ深い眠りについた、、、
おかしいんだ、あれから毎晩視線を感じる。
だが起きたときには誰もいない、ずっと気のせいだと思い続けていたが、今日ついに紛れもなく現実であるという証拠を見つけてしまった。
ーそう、南極の氷が落ちていたのだ。
なぜこの氷が南極のものと確信したかはわからない。だが水に入れたときの気泡の音、それは確実に子供の頃親に聞かせてもらった南極の氷の音だった。
「...正直今すぐにでも科捜研に駆けつけたいが、」
多分親にいっても信じてもらえないだろう、部屋に突然氷が置いてあったなんて、それに視線もまだ憶測の範囲内だ。いきなりそんなことを言っても信じてもらえるわけがない。
とりあえず、俺は今日も学校に行くことにした。そうすれば少しでも気が紛れると思ったからだ。
「今日も雪がひどいな、滑らないように歩こう。」
...数時間後
「ぷはーっ、危なかったぁー!」
誰もいないはずの部屋から声が聞こえる。
「普通、この豪雪じゃ部屋に雪が落ちてても、南極の氷なんて疑わないよ。やっぱりお兄ちゃんだなあ
この氷と、ペン型のボイスレコーダーはばれないように細工を仕込んでおいてっと
これでよし!さてと、局長に怒られないうちに帰ろーっと。」
次の瞬間、部屋には誰もいなかった。
ただ、一つだけを除いて。
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