RED_KAKUMEI 2025-07-25 14:11:04 ID:2888a8548 |
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大学生になったぽぷは、一人暮らしを始めたばかりだった。
築年数は古いが家賃の安さと駅からの近さに惹かれ、古びたアパートに住むことにした
ある夜、深夜までレポートを書いていたぽぷは、パソコンを閉じてふと時計を見ると「4:44」だった。
「ゾロ目だ…嫌な数字…」
そう思って電気を消した直後、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間に…?
ドアの覗き穴をそっと覗くが、誰もいない。
イタズラかと無視してベッドに入ろうとした時
ピンポーン
また鳴った。
不気味に思いながら再び覗き穴を覗くと、今度は「何か」がいた。
覗き穴の向こう側から、“覗き返してくる”目と目が合ってしまった。
その夜を境に、チャイムは鳴らなくなった。
ただし、代わりに毎晩、午前4時44分になると、勝手に玄関の鍵が「カチャリ」と開く音がするようになった。
ぽぷ引っ越すこともできず、今でもその時間になると布団の中で震えながらチャベリをしている。
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