小説を書いてみた、書いてみる
seitoさんの小説スレに感銘を受けたので、描き始めようと思います。(オリジナル作品は無理)
投稿はだいぶ先になると思いますが、よろしくお願いします。
国語の課題の「走れメロス」のアナザーストーリー小説挙げときます。
改善点などあれば教えてください。
ある日の朝、私はいつも通り臣下の報告を聞いていた。税を下げろとか道を整備しろとか、政治のわからぬ若者はいつもこのようなことを言う。そんな愚痴をこぼしながらも政務が終わり、午後の休息をとっている時、妹婿が尋ねてきた。何やら私の飼っている小鳥を貸して欲しいとのことだ。芸を覚えさせて大会で優勝したいと言っていた。こちらとしても我が愛鳥ピヨソニスが芸を覚えてくれるのは嬉しい。私は娘婿にピヨソニスを預けることにした。
1ヶ月ほど立つと、娘婿がピヨソニスを返しにきた。鳥籠の中で宙返りをしたり、何やら歌も歌えるようだ。大会では惜しくも準優勝だったそうだが、ますます可愛くなっている。私は娘婿に感謝を伝え、午後の政務に戻った。
どうやら娘婿は、たまに王宮に来てはピヨソニスに芸を教えて帰っているらしい。しばらくして、娘婿から、庭で飛ばしても、笛を吹くと帰ってくるようになったと聞いた。その話を聞いた私は、さっそくピヨソニスを庭で飛ばし、笛を吹いてみた。しかし、ピヨソニスは帰って来ない。どれだけ笛を吹いても、どこか遠くへ行ったまま、帰ってくることはなかった。私は怒りと悲しみに溢れた。私は娘婿を捕え、処刑を敢行した。罪状は…不敬罪とでもしておこう。第一ぶらぶらと儂の前に訪ねてくるなどおかしいのだ。それに、奴は儂を裏切った。奴の話を信じたばかりに、ピヨソニスはどこか遠くへ行ってしまった。
我が息子が、どうやら儂を追放しようとしているらしい。奴を処刑したことが気に食わないのだろう。息子を問い詰めてみたが、何も知らないと言う。だが、息子のことだ。心中、どう思っているかなど手に取るようにわかる。
「本当に、何も知らないんだ!」
息子を処刑した。
皇后が、息子を殺された恨みから儂を殺して国外へ逃亡しようとしているという噂を聞いた。
「私が、あなたを殺す?そんなわけないじゃない!」
皇后を処刑した。
賢臣のアレキスが、勝手に民に対して施しをした。
「ディオニス様、どうかお考え直しを…」
アレキスを処刑した。
国の政治に関する重要書類がなくなった。
「私は無実だ!」
あいつは、もう1ヶ月も王宮に来ていない。
「私が、何をしたと言うのだ!」
派手な暮らしをしている?言語道断。
「どうして!何もしていない!」
「こんなことをすれば、国は」
「話を聞いてく」
「私には妻と子」
「何故こんなこ」
「後生だ、許し」
今日は、六人の「逆賊」が出たか。そんなことを考えていると、警吏が儂の元に1人の男を連れ出した。メロスというらしい。儂を殺しに来たといいおった。その男は、処刑までに3日の猶予が欲しいと言った。処刑を前にして、罪人を放す者がどこにおる。逃した小鳥が帰ってくるとでもいうのか。そう思ったが、世の中の正直者とやらに、人の心の内を見せてやるのも面白い。そう思い、儂はその男を解放することにした。人質として、セリヌンティウスという男がやってきた。儂はそいつと刑場まで行き、3日目の朝、セリヌンティウスに声をかけた。
「今日の日没までに、メロスがやって来なければ、お前は死ぬことになる。」
そいつは答えた。
「メロスは来ます」
「来るものか。どうせ、命が惜しくなって、逃げ出すに決まっておる。」
「メロスは、来ます」
このような男の希望をなくし、殺してやるのだ。道中には山賊を手配している。あいつが来るはずはない。
時間も経ち、もう日没だ。結局あの男は来なかったか。ついに処刑が始まろうとした頃、群衆がどよめいた。
「私だ、刑吏!殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」
メロスは、遂にこの刑場にやってきた。セリヌンティウスと抱き合い、感謝を伝え合っていた。
そうか、人の心は、信じることができる。信実とは、決して空虚な妄想ではなかったのだな。
後日、心機一転、王宮に向かう途中、肩に小鳥が留まった。紛れもない、ピヨソニスだ。
「そうか、お前は、儂に信実を伝えたかったのだな。」
ピヨソニスは嬉しそうに、ひとつ鳴いた。
投稿はだいぶ先になると思いますが、よろしくお願いします。
国語の課題の「走れメロス」のアナザーストーリー小説挙げときます。
改善点などあれば教えてください。
ある日の朝、私はいつも通り臣下の報告を聞いていた。税を下げろとか道を整備しろとか、政治のわからぬ若者はいつもこのようなことを言う。そんな愚痴をこぼしながらも政務が終わり、午後の休息をとっている時、妹婿が尋ねてきた。何やら私の飼っている小鳥を貸して欲しいとのことだ。芸を覚えさせて大会で優勝したいと言っていた。こちらとしても我が愛鳥ピヨソニスが芸を覚えてくれるのは嬉しい。私は娘婿にピヨソニスを預けることにした。
1ヶ月ほど立つと、娘婿がピヨソニスを返しにきた。鳥籠の中で宙返りをしたり、何やら歌も歌えるようだ。大会では惜しくも準優勝だったそうだが、ますます可愛くなっている。私は娘婿に感謝を伝え、午後の政務に戻った。
どうやら娘婿は、たまに王宮に来てはピヨソニスに芸を教えて帰っているらしい。しばらくして、娘婿から、庭で飛ばしても、笛を吹くと帰ってくるようになったと聞いた。その話を聞いた私は、さっそくピヨソニスを庭で飛ばし、笛を吹いてみた。しかし、ピヨソニスは帰って来ない。どれだけ笛を吹いても、どこか遠くへ行ったまま、帰ってくることはなかった。私は怒りと悲しみに溢れた。私は娘婿を捕え、処刑を敢行した。罪状は…不敬罪とでもしておこう。第一ぶらぶらと儂の前に訪ねてくるなどおかしいのだ。それに、奴は儂を裏切った。奴の話を信じたばかりに、ピヨソニスはどこか遠くへ行ってしまった。
我が息子が、どうやら儂を追放しようとしているらしい。奴を処刑したことが気に食わないのだろう。息子を問い詰めてみたが、何も知らないと言う。だが、息子のことだ。心中、どう思っているかなど手に取るようにわかる。
「本当に、何も知らないんだ!」
息子を処刑した。
皇后が、息子を殺された恨みから儂を殺して国外へ逃亡しようとしているという噂を聞いた。
「私が、あなたを殺す?そんなわけないじゃない!」
皇后を処刑した。
賢臣のアレキスが、勝手に民に対して施しをした。
「ディオニス様、どうかお考え直しを…」
アレキスを処刑した。
国の政治に関する重要書類がなくなった。
「私は無実だ!」
あいつは、もう1ヶ月も王宮に来ていない。
「私が、何をしたと言うのだ!」
派手な暮らしをしている?言語道断。
「どうして!何もしていない!」
「こんなことをすれば、国は」
「話を聞いてく」
「私には妻と子」
「何故こんなこ」
「後生だ、許し」
今日は、六人の「逆賊」が出たか。そんなことを考えていると、警吏が儂の元に1人の男を連れ出した。メロスというらしい。儂を殺しに来たといいおった。その男は、処刑までに3日の猶予が欲しいと言った。処刑を前にして、罪人を放す者がどこにおる。逃した小鳥が帰ってくるとでもいうのか。そう思ったが、世の中の正直者とやらに、人の心の内を見せてやるのも面白い。そう思い、儂はその男を解放することにした。人質として、セリヌンティウスという男がやってきた。儂はそいつと刑場まで行き、3日目の朝、セリヌンティウスに声をかけた。
「今日の日没までに、メロスがやって来なければ、お前は死ぬことになる。」
そいつは答えた。
「メロスは来ます」
「来るものか。どうせ、命が惜しくなって、逃げ出すに決まっておる。」
「メロスは、来ます」
このような男の希望をなくし、殺してやるのだ。道中には山賊を手配している。あいつが来るはずはない。
時間も経ち、もう日没だ。結局あの男は来なかったか。ついに処刑が始まろうとした頃、群衆がどよめいた。
「私だ、刑吏!殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」
メロスは、遂にこの刑場にやってきた。セリヌンティウスと抱き合い、感謝を伝え合っていた。
そうか、人の心は、信じることができる。信実とは、決して空虚な妄想ではなかったのだな。
後日、心機一転、王宮に向かう途中、肩に小鳥が留まった。紛れもない、ピヨソニスだ。
「そうか、お前は、儂に信実を伝えたかったのだな。」
ピヨソニスは嬉しそうに、ひとつ鳴いた。
