第一話
この世界には「冒険家」とい職業がある。
世界を旅し、文明を巡り、隠された秘宝を発見する。
そう、誰もが憧れる夢の職。
そしてこの俺Elavetusも冒険家の一人なのだが...
「お腹すいた...このジャングルを彷徨って早三日、食べ物も尽きて周りに人影も見えない。なんか視界霞んできた...俺の人生もここまでか...一回くらいお宝で豪遊したかったなぁ...」
「ぉ-ぃ! おーい!起きろ!いつまで寝てんだ!」
「え...俺死んだはずじゃ...もしかしてここが天国...?」
「王室のベッドを占領するお前は地獄行きだよ!」
「王室?というか誰!?どこここ!」
「ここはSMP Kingdomだよ。警備がジャングルで倒れてるお前を見つけてここまで連れてきたんだ。俺はBad。お前は?」
「俺はElavetus。一応冒険家だ。助けてくれとありがとな。」
「次からはちゃんと食料持っておけよ。あと金もやるから、ゆっくりしてってよ。」
「ありがとなおっさん!じゃあまた!」
「31っておっさんかなぁ...」
とりあえず宿取ろう。荷物整理したいしもうちょっと寝てたい。あのおっさんには感謝しないとな!
~翌朝~
「よく眠れた~。いい朝!」
今日は買い物行こうかと思ってドアを開けたんだが...人がいない。昨日は大賑わいだった通りに誰もいないのだ。
私は道行く老爺をを捕まえて話を聞いた。
「なあ今日はなんでこんなにも人がいないんだ?」
「それが...国王が消えました。」
「は?」
~王宮~
「今回、国王の失踪の件についての会見を始めさせていただきます。事の次第の報告は彼,Sapnapから。」
「副官のSapnapです。本日朝になっても国王が部屋から出てこないため部屋を覗くと、国王が消えていたのです。部屋の中には争った形跡がありましたが、手掛かりとなるようなものはこの『蜘蛛の巣模様の盾』のみです。この盾はおそらくArach1d_統治の、地下王国の兵士が使用しているものです。しかし現在何らかの理由で地下王国とそれに通ずる王国との連絡がつきません。そのため、ここにいる戦士や冒険者の皆さんに国王捜索の依頼を課します。受けていただかなくても構いませんが、もし国王を発見した場合は発見者に50億ドルの報奨金が用意されます。今後の国内の運営においては私SapnapとDaquavis、Drdonnutのもとに行います。それでは。」
会見が終わった後もしばらく全員がその場で唖然としていた。理由はもちろん「50億」。一生遊んで暮らせるどころか小国一つなら買えるくらいの額だ。
「...50億。」
誰かがぽそっと呟いた瞬間王宮の中はもう大騒ぎで誰も手につけられなかった。人波にもまれているといつの間にか広場についていた。とりあえず売店で装備を整えて聞き込み調査といこう。と思っていたのだが...
「ここも売り切れ?」
「すまんな兄ちゃん。副官があんなこと言うもんだから冒険者がこぞって買いに来ちゃってね。在庫まですっからかんだよ。」
「そんな...」
商店はどこも売り切れ。この調子じゃ一番近くの国もこの様子なんだろうな...
気を取り直して聞き込み調査といこう。
「地下王国は誰も行き方を知らないって噂だぜ」
「しかも最近あの戦士が加入したって。」
「とりあえず中央の王国へ行ってみたらどうだ?」
ほとんど収穫ゼロ。中央の国には行くけど、そこでもこの調子な気がする...
それで中央の王国ってここからどのくらいなんだ?地図によると...歩いて20日。いくら何でも遠すぎだろ。馬は高いし、どうしよう...
「そこのあんた、中央に行くのか?」
「そうだけど...あんたも?というか誰?」
「俺はSpongs。俺も中央に行く用事があるんだ。一緒に行くか?いい近道があるんだ。」
「ありがたい。一緒に行こう!」
「ついてきな!こっちの路地だ。」
「やけに薄暗いな...」
「こういう暗い場所は基本的に誰もこないんだ。だからこそ秘密の場所にできる。例えば...お前から荷物を奪うためのな!」
「なんだよ...親切なやつだと思ってたのに。だけどお前、襲う相手を間違えたんじゃないか?俺の装備は確かにそこまで強くはないが、少なくともお前の装備よりは上だ。それとも何か勝ち目があるのか?」
「あるとも。おーいWillsion!」
そう言って現れたのは...全身ダイヤ装備の男。
「また一人連れてきたのかSpongs。」
「誰か助けて!許して!なんでも許して!トモダチ!」
「残念だが助けは来ないぞ!荷物置いてけ!」
「Spongs、Willson。もうそれやめろって言ったよな?」
「やばいな」
「やばいね」
「何回言っても聞かないなら叩けば治るかな~?」
「「助けて!許して!なんでも許して!トモダチ!」」
「友達じゃない!」
「「いやあああああああああああ!!!」」
「助けてくれてありがとう...えっと名前は?」
「Flame。Flamefragsだ。」
「Flameってあの...?」
「まあ有名ではあるな。」
「もしかして中央に行くのを手伝ってくれたり...」
「いいよ。」
「やったー!ありがとう!」
「ほら、後ろのりな。飛ばすぞ。」
馬に乗って中央に向かうこと3日。
ついに中央の都市「Capital City」に到着。
道中で彼とこんな話をした。
「なあFlame。一国の王が失踪するってそんなにまずい事なのか?」
「もちろん。さらにあの国は王の威光に頼ってるからな。大国を維持しているのは王あってのものなんだが、それが無くなっては資源や金が余るほどあるだけになり、他の国に攻められやすいんだ。」
「なるほどな。副官とかも優秀っぽかったけど...」
「国を経営する能力は十分ある。だが最近激化する帝国化に対応できるかというと微妙だ。ちなみになんで一般冒険者に王を探すよう頼んだんだ?」
「探したら50億ドル。」
「え?」
「発見した人には50億ドルだってさ。」
「...一緒に探すか?」
「いいの?」
「ああ。最近暇なんだよ。それにお前ほっといたらすぐ死にそうだし。ちなみに手がかりってある?」
「地下王国にいるらしいよ。」
「やっぱやめようかな...」
「誰か助けて!許して!なんでも許して!トモダチ!」
↑このへん好き
私だったら替え玉用意して50億もらうねw
続きが楽しみ。