ドパガキ殺す小説。

常連さん  2026-09-17 22:04:16  通報
第1話 戦火の記憶
1939年。
ヨーロッパ。
まだ、大きな戦いは始まっていなかった。
だが――

ドイツは、一人で古い写真を見ていた。
そこに写っていたのは、今とはまるで違うヨーロッパだった。
ドイツ「……第一次世界大戦」
ドイツは目を閉じる。
――十数年前。
ドイツ「俺は……負けた」
フランス「終わりだ、ドイツ」
イギリス「戦争は終わった」
ドイツ「…………」
ドイツは何も言い返せなかった。
そして――
ドイツは多くのものを失った。
領土。
軍事力。
そして、国としての誇り。
ドイツ「…………」
――現在。
ドイツ「……あの時から、何も変わっていない」
ドイツは写真を閉じる。
ドイツ「いや」
ドイツ「変えるんだ」
そこへ――
イタリア「ドイツー!」
ドイツ「……イタリアか」
イタリア。
ドイツと友好関係を築いている国。
明るく話すことが多いが、ヨーロッパの情勢にはかなり敏感な国でもある。
イタリア「最近、ヨーロッパが騒がしいな!」
ドイツ「ああ」
イタリア「ドイツ、お前はどうする?」
ドイツ「……強くなる」
イタリア「へぇ」
ドイツ「二度と、あの時のようにはならない」
イタリア「なら――」
イタリアが笑う。
イタリア「俺たち、もっと仲良くならないか?」
ドイツ「……いいだろう」
こうして、二つの国はさらに関係を深めていった。
そして――
日本「……」
遠くから、その様子を見ている国がいた。
日本。
アジアに位置し、ドイツやイタリアと関係を深めている国。
日本「ヨーロッパは、また戦争へ向かっている」
日本は静かに空を見上げる。
日本「……俺も、いずれ動くことになるのだろうか」
一方――
ソ連「…………」
ソ連。
ヨーロッパの東に広大な領土を持つ国。
ソ連は、ドイツをじっと見ていた。
ソ連「ドイツ……」
ソ連「お前は、どこまで行くつもりだ?」
ドイツ「…………」
ドイツは地図を見る。
ドイツ「まずは――」
その視線の先には、チェコスロバキア。
そして、そのさらに東にはポーランド。
ドイツ「失ったものを取り戻す」
フランス「…………」
フランスもまた、ドイツの動きを警戒していた。
フランス。
第一次世界大戦でドイツと戦い、現在もドイツとの緊張が続いている国。
フランス「また……戦争を始めるつもりなのか?」
イギリス「まだ分からない」
イギリス。
ヨーロッパ西部に位置し、フランスと協力関係にある国。
イギリス「だが、警戒する必要はある」
フランス「……ああ」
そして1939年。
ヨーロッパの緊張は、限界まで高まっていた。
ドイツ「…………」
イタリア「…………」
日本「…………」
ソ連「…………」
フランス「…………」
イギリス「…………」
誰もが、次に起こることを予感していた。
そして――
ドイツはポーランドを見る。
ドイツ「……行くぞ」
ポーランド「……!」
その瞬間。
ヨーロッパを覆っていた静けさが、崩れた。
1940年。
戦争は、さらに西へ広がっていく。
そしてドイツの前には――
フランス。
イギリス。
そして、巨大な壁。
マジノ線が待ち構えていた。
第2話 三つの国
1939年。
ドイツは、自分の装備を確認していた。
ドイツ「……銃」
手にした銃を見つめる。
ドイツ「これが、俺のメインウェポンだ」
そして、もう一つ。
ドイツ「そして――」
ドイツは静かに構える。
ドイツ「俺の得意技は、電撃戦だ」
ドイツ。
銃を主な武器とし、高速で相手との距離を詰める「電撃戦」を得意とする国。
ドイツ「速く動く」
ドイツ「相手が対応する前に攻める」
ドイツ「そして、守りが崩れた瞬間――」
ドイツ「一気に突破する」
イタリア「おおー!」
イタリアが拍手する。
イタリア「相変わらず速いな、お前!」
ドイツ「当然だ」
イタリア。
ドイツと友好関係を築いている国。
イタリア「俺も負けてられないな!」
ドイツ「……そういえば」
ドイツはイタリアを見る。
ドイツ「日本とは、どうなっている?」
イタリア「日本?」
イタリア「まだ正式には俺たち三国でまとまってないな」
ドイツ「……なら」
ドイツは東を見る。
ドイツ「呼ぼう」
――数日後。
日本「……俺を呼んだか」
ドイツ「ああ」
イタリア「待ってたぜ、日本!」
日本。
東アジアに位置し、ドイツやイタリアとの関係を深めている国。
日本「ヨーロッパでは、かなり緊張が高まっているようだな」
ドイツ「そうだ」
日本「そして、お前は戦うつもりなのか?」
ドイツ「……ああ」
日本「…………」
日本はしばらく黙っていた。
日本「ならば、俺たちも手を組もう」
イタリア「おっ!」
ドイツ「……本当にいいのか?」
日本「ああ」
日本「それぞれ目的は違う」
日本「だが、協力できることもある」
ドイツ「……そうだな」
ドイツは手を差し出す。
日本「……」
イタリア「俺も!」
三つの国が集まる。
ドイツ。
イタリア。
日本。
ドイツ「これで、三国だ」
イタリア「ドイツ、俺たちは仲間だ!」
日本「……ああ」
そして――
三国の関係を正式な同盟へと結びつける動きが進んでいく。
その頃。
フランス「……ドイツだけでも厄介なのに」
イギリス「イタリアと日本までか」
フランス「……」
フランスは、自分の背後を見る。
そこには巨大な壁がそびえていた。
マジノ線。
フランス「だが、俺にはこれがある」
イギリス「油断するな」
フランス「分かっている」
一方――
ソ連「…………」
ソ連は三国の動きを静かに見ていた。
ソ連「ドイツ……」
ソ連「お前の周りに、仲間が増えたか」
そしてドイツは、地図を広げる。
ドイツ「……次は」
ドイツの指が、ポーランドの方へ向く。
ドイツ「東だ」
日本「…………」
日本は、何も言わなかった。
この三国の結びつきが、
やがて世界を大きく揺るがすことを――
この時、まだ誰も知らなかった。
第3話 ベルギー侵攻
1940年5月。
ドイツは、フランスの館を遠くから見つめていた。
その前には――
巨大な壁。
マジノ線。
ドイツ「…………」
ドイツ「正面から行くのは……難しいな」
イタリア「そんなに強いのか?」
ドイツ「ああ」
ドイツ「だから、別の道を行く」
ドイツは地図を広げる。
その指が、フランスの北側へ動く。
そして――
ベルギーの上で止まった。
ドイツ「ここだ」
イタリア「ベルギー……」
ドイツ「ここを通って、フランスへ向かう」
――同じ頃。
ベルギー「…………」
ベルギーは、迫ってくるドイツを見ていた。
ベルギー「……嫌な予感がする」
ベルギー。
ヨーロッパ西部に位置する国。
大国同士の争いに巻き込まれながらも、自分の国を守ろうとしている。
ベルギー「俺は……戦争なんてしたくない」
ベルギーは目を伏せる。
ベルギー「でも――」
ゆっくりと前を見る。
ベルギー「ここを通すわけにはいかない」
そこへ、ドイツが現れる。
ドイツ「ベルギー」
ベルギー「……ドイツ」
ドイツ「悪いが、ここを通る」
ベルギー「断る」
ドイツ「そうか」
ベルギー「俺は大国じゃない」
ベルギー「でも――」
ベルギーは拳を握る。
ベルギー「だからって、何をされても黙っているつもりはない!」
ドイツ「…………」
一瞬の静寂。
ドイツが構える。
ドドドドドドッ!
ドイツが一気に距離を詰める。
ベルギー「速い!」
ベルギーが攻撃を受け止める。
ガキィィン!
激しい衝撃が二つの国の間で弾け、ベルギーの身体が後ろへ押される。
ベルギー「くっ……!」
ドイツ「これが――」
ドイツ「電撃戦だ」
ベルギー「まだだ!」
ベルギーが踏み込む。
ドンッ!
ベルギーの反撃がドイツを押し返す。
ドイツ「……!」
ベルギー「俺だって、守れる!」
しかし――
ドイツ「……見事だ」
ドイツ「だが、俺は止まらない」
再びドイツが駆け出す。
ドドドドドドドッ!
ベルギー「また来る……!」
ガキィィン!
ベルギー「ぐっ……!」
攻撃を受けるたび、ベルギーの動きが鈍くなっていく。
ベルギー「まだ……!」
ドイツ「…………」
最後の攻撃が、ベルギーを捉えた。
ドンッ――!
ベルギー「…………」
ベルギーの身体から、力が抜けていく。
ベルギー「……負けたのか」
ドイツ「…………」
ベルギーは、その場に静かに座り込む。
ベルギー「…………」
目を閉じる。
すると――
ベルギーの脳裏に、今までの記憶が浮かび始めた。
穏やかな日々。
国として生きてきた時間。
友との会話。
そして――
今日までの日々。
ベルギー「…………そうか」
ベルギーは、ほんの少し笑う。
ベルギー「……悪くなかったな」
その身体から、淡い光がゆっくりと抜けていく。
ドイツ「…………」
光はドイツへ吸い込まれていく。
併合。
敗北した国の力は、勝者へと移る。
ドイツ「…………」
ベルギー「…………」
そしてベルギーは――
静かに目を閉じた。
ベルギー「……おやすみ」
ベルギーの身体は、その場で静かに消えていった。
ドイツはしばらく何も言わなかった。
やがて――
ドイツ「……行くぞ」
ドイツはフランスへ向かって歩き出す。
その先には、
巨大な壁――
マジノ線。
ドイツ「次は……フランスだ」
そして。
遠く離れた場所で、日本が目を開ける。
日本「…………」
日本「……始まったか」
ヨーロッパの戦火は、
次の国へ向かっていく。
第4話 フランスの誇り
フランスの館。
その周囲には、巨大な壁――
マジノ線がそびえ立っている。
フランス「…………」
フランスは館の中で、静かに座っていた。
フランス「マジノ線は破られない」
フランス「正面から来るなら、ドイツを止められる」
フランスは自分の剣を手に取る。
フランス「俺には、この剣がある」
そして、もう一つ。
フランス「それに――」
館の外に、一頭の馬が現れる。
フランス「こいつもいる」
フランス。
剣と馬を主な武器とする国。
かつてヨーロッパを駆け抜けたナポレオンを強く意識している。
フランス「俺は、まだ戦える」
その頃、館の外。
ドイツ「…………」
ドイツはマジノ線を見上げる。
ドイツ「やはり、正面から突破するのは難しい」
イタリア「じゃあ、どうする?」
ドイツ「……突破しない」
イタリア「?」
ドイツはマジノ線の脇へ視線を向ける。
ドイツ「ベルギーを通ってきた意味は、そこにある」
ドイツ「壁を壊す必要なんてない」
ドイツ「壁を避ければいい」
そして――
ドイツはマジノ線の正面から姿を消した。
フランス「…………」
しばらくして。
フランス「……?」
フランスは異変に気づく。
フランス「ドイツはどこだ?」
その瞬間――
バンッ!!
館の扉が開く。
フランス「なっ!?」
ドイツ「……ここだ」
フランス「どうやって入ってきた!?」
ドイツ「マジノ線を越えたんじゃない」
ドイツ「避けただけだ」
フランス「…………!」
フランスは剣を抜く。
カチャッ。
フランス「ならば……」
フランス「館の中で決着をつける!」
ドイツ「望むところだ」
その頃、遠く離れた場所。
イギリス「…………」
イギリスはフランスのいる方向を見つめていた。
イギリス「大丈夫だ」
イギリス「フランスは負けない」
イギリス「……負けるはずがない」
しかし、その声には不安が混じっていた。
イギリス「フランスなら……」
イギリス「大丈夫だ」
自分自身に言い聞かせるように、何度も呟いた。
――館の中。
フランス「行くぞ、ドイツ!」
フランスが馬に乗る。
ドドドドドッ!
馬が館の中を駆け、フランスが一気に距離を詰める。
ドイツ「……!」
フランス「俺は――」
フランスが剣を振り上げる。
フランス「全盛期のイタリアさえも、壊滅させかけた国だ!!」
イタリア「俺の話!?」
フランス「お前は黙ってろ!」
ドイツ「……なるほど」
ガキィィン!
剣と銃がぶつかり、鋭い音が館の中に響く。
フランス「どうした!」
ドイツ「…………」
フランス「俺を甘く見るな!」
フランスが馬を走らせ、再び突撃する。
ドイツ「速い……」
フランス「これがフランスだ!」
ドイツ「…………」
ドイツは一歩下がる。
そして――
ドイツ「なら、俺も速度を上げる」
フランス「……!」
ドイツの動きが変わった。
ドドドドドドドドッ!
さっきまでとは比べものにならない速度で、ドイツがフランスの周囲を駆ける。
フランス「どこだ!?」
ドイツ「ここだ」
バンッ!
フランス「――!」
馬が驚き、足を止める。
フランス「しまった!」
ドイツ「電撃戦――ギアを上げる」
ドドドドドッ!
ドイツが一気に距離を詰める。
フランス「くっ!」
ガキィィン!
フランス「まだだ!」
ドイツ「…………」
フランス「俺は――!」
フランスは剣を握り直す。
フランス「フランスだ!!」
しかし、動きを失った馬では、先ほどまでの勢いが出ない。
ドイツ「終わりだ」
バンッ!
フランス「…………!」
剣が床へ落ちる。
カラン……。
フランスは、その場に膝をついた。
フランス「……俺が……負けるのか……」
ドイツ「…………」
フランス「イギリス……」
フランスは目を閉じる。
すると――
今までの記憶が、次々と浮かんでいく。
長い歴史。
かつての栄光。
ナポレオン。
そして、今日まで守ってきたフランスという国。
フランス「…………」
フランス「……長かったな」
フランスは静かに笑う。
フランス「……おやすみ」
その身体から、これまでとは比べものにならないほど大きな光が溢れ出した。
ドイツ「……!」
光がドイツへ流れ込んでいく。
ドイツ「ぐっ……!」
ベルギーの力を吸収した時には、何も起きなかった。
だが――
今回は違った。
ドイツ「な、なんだ……これは……!」
ドイツの身体に異変が起こる。
黒い影が広がる。
そして――
ドイツの身体に、見慣れない記号が浮かび上がった。
卍。
ドイツ「…………」
イタリア「ドイツ……?」
ドイツの姿は、今までとは明らかに違っていた。
ドイツ「俺は……」
ドイツ「変わった……?」
その瞬間。
新たな力が、ドイツの中で目を覚ます。
ドイツ。
いや――
ナチス・ドイツ。
フランスの力を吸収したことで、
ドイツはそれまでとは別の姿へと変化した。
遠く離れた場所。
イギリス「…………」
イギリスは、ただフランスのいる方向を見つめていた。
イギリス「…………フランス?」
返事はなかった。
そしてヨーロッパは、
さらに深い戦火へと進んでいく。
第5話 それぞれの決意
フランスとの戦いが終わった。
館に残されたのは、静かな空気。
その中心で、ドイツ――いや、ナチス・ドイツは一人、立っていた。
ナチス・ドイツ「…………」
しばらくの沈黙。
ナチス・ドイツ「……フランスを倒した。」
ナチス・ドイツ「だが、これで終わりじゃない。」
彼はゆっくりと地図へ目を向ける。
西には――海。
その向こうに、一つの国がいる。
ナチス・ドイツ「次は……イギリスだ。」
________________________________________
一方、その頃。
イギリスはフランスから離れた場所で、一人静かに立っていた。
イギリス「フランスは……もういない。」
拳を握る。
イギリス「ヨーロッパで、俺は孤立した。」
少しだけ俯く。
だが――
イギリス「……だからって、俺まで消えるわけにはいかない。」
イギリス「俺は……生きていく。」
その目には、もう迷いはなかった。
________________________________________
そしてイタリア。
イタリア「ドイツがイギリスを狙うのか……。」
地図を眺めながら、腕を組む。
イタリア「まあ……俺も行けたら行く。」
ナチス・ドイツ「『行けたら』かよ。」
イタリア「だって海があるだろ?」
ナチス・ドイツ「…………。」
イタリア「……冗談だ。」
________________________________________
その頃――
遠く離れた東。
大日帝は、一人で地図を眺めていた。
大日帝「ふっ……。」
突然、誰もいない場所で語り始める。
大日帝「俺は昔……ロシアをも凌駕した!!」
大日帝「日露戦争――あの戦いを乗り越えたんだ!」
大日帝「つまり俺は――」
大日帝「かなり強い。」
…………。
大日帝「…………。」
大日帝「……誰か聞いてるか?」
もちろん、誰もいない。
大日帝「まあいい。」
大日帝は再び地図へ目を向ける。
大日帝「俺にも……俺の戦いがある。」
ヨーロッパでは、ナチス・ドイツとイギリス。
東では、大日帝。
そして世界各地で、国々がそれぞれの運命へ向かって動き始めていた。
――第二次世界大戦は、さらに大きくなっていく。
第9話「神話の杖」
1940年――
戦火は、ヨーロッパ南東部にも広がっていた。
その戦場に立っていたのは――
イタリア。
短剣を握り、ギリシャを見据える。
イタリア「……ここを突破する!」
イタリアの得意技。
それは――
「錯乱ステップ」
高速で走り、跳び、相手の視界を翻弄する。
イタリア「――行くぞ!」
タッ!
地面を蹴った瞬間――
イタリア「……?」
何も起こらない。
イタリア「……あれ?」
もう一度、力を込める。
イタリア「錯乱ステップ!」
――シン……
やはり、発動しない。
イタリア「な、なんでだ!?」
イタリアは自分の力を確認する。
そして――気付いた。
イタリア「……MPが……」
マンパワーを示す力。
これまでの戦いによって、その力が大きく失われていた。
イタリア「そんな……」
その瞬間――
ギリシャ「――隙あり」
イタリア「――ッ!!」
ブンッ!!
杖が横から振り抜かれる。
ガキィィン!!
イタリア「ぐっ!!」
何とか短剣で受ける。
しかし、ギリシャは止まらない。
ギリシャ「杖術」
ブンッ!!
イタリア「くっ!」
ドンッ!!
イタリア「ぐあっ!!」
杖による連続攻撃。
突き。
払い。
そして――
ドガッ!!
イタリアが吹き飛ばされる。
イタリア「くそ……!」
それでも立ち上がる。
イタリア「まだ……やれる……!」
ギリシャ「ならば――」
ギリシャが杖を空へ向ける。
ゴロゴロゴロ……
空が暗くなる。
杖の先に、巨大な雷が集まっていく。
ギリシャ「――全知全能」
バチィィィィッ!!
ズドォォォォン!!!!
巨大な雷が戦場を走る。
イタリア「うわああああっ!!」
イタリアは必死にかわす。
しかし――
ステップは使えない。
いつものような高速移動ができない。
ドンッ!!
イタリア「ぐっ……!」
さらに雷が迫る。
イタリア「くそっ……!」
ドォン!!
――静寂。
イタリアは地面に倒れていた。
短剣も、少し離れた場所に落ちている。
ギリシャは杖を下ろす。
ギリシャ「……終わったな」
しかし――
イタリア「……まだ……」
ギリシャ「!」
イタリアは、ゆっくりと立ち上がった。
完全には動けない。
それでも――
イタリア「……俺は……帰る」
ギリシャ「……」
イタリアは短剣を拾う。
そして、ギリシャから距離を取った。
イタリア「今の俺じゃ……戦えない」
イタリア「だったら……逃げるしかない!」
タッ……!
イタリアは走り出す。
だが――
いつものステップではない。
ただ、自分の足だけで走る。
ギリシャ「逃がすか!」
イタリア「……!」
イタリアはすぐに物陰へ飛び込む。
ギリシャの視界から姿を消す。
イタリア「……はぁ……はぁ……」
息を整えながら、慎重に進む。
正面は危険だ。
ならば――
イタリア「……隠れて進むしかない」
岩陰。
建物の影。
地形の陰。
イタリアは身を隠しながら、少しずつ自分の領土へ戻っていく。
何度も足を止める。
何度も振り返る。
それでも――
イタリア「……あと少し……」
そして。
遠くに見えてきた。
イタリアの家。
イタリア「……!」
扉を開ける。
バタン!
イタリア「……帰って……これた……」
そのまま壁にもたれかかる。
イタリア「……俺は……負けた」
拳を握る。
イタリア「でも……」
イタリア「まだ終わってない……!」
――イタリア、敗北。
しかし。
その国は、まだ消えてはいなかった。
遠く離れた場所では――
ドイツ「……イタリアから、連絡がない」
ドイツは静かに立ち上がる。
ドイツ「……何があった?」
一方その頃。
ギリシャは、戦場に一人立っていた。
ギリシャ「……次は、誰が来る?」
ヨーロッパの戦火は――
さらに広がっていく。
第10話「嵐の前の静寂」
イタリアがギリシャとの戦いから戻った頃――
世界は、一瞬だけ静かになっていた。
だが、それは平和ではない。
次の戦いへ向けた、静寂だった。
________________________________________
海の向こう。
アメリカは新聞を読みながら、腕を組んでいた。
アメリカ「ヨーロッパは大変だな。」
隣では、カナダが静かに地図を見ている。
カナダ「フランスも負けて、イギリスも戦っている。」
アメリカ「でも、まだ俺たちは戦っていない。」
カナダ「……本当に、このままでいいのかな。」
アメリカは黙る。
遠く離れた戦争。
だが、その炎は少しずつ広がっていた。
アメリカ「……まだ分からない。」
アメリカ「だけど、世界は変わり始めている。」
________________________________________
一方。
イギリスは、一人で海を見ていた。
静かな夜。
風だけが吹いている。
イギリス「……フランス。」
フランスとの思い出が浮かぶ。
長い歴史。
時には争い。
時には協力。
そして最後には、同じ敵と戦った。
イギリス「君は強かった。」
イギリス「だが……私は、まだ戦う。」
ロングボウを握る。
イギリス「君の分まで、生き残らなければ。」
静かな決意だった。
________________________________________
遠く東。
大日帝は机に向かっていた。
紙。
地図。
定規。
コンパス。
数式。
大日帝「海は広い。」
大日帝「だが、届かない場所ではない。」
ペンを走らせる。
線を引く。
距離を測る。
計算する。
大日帝「未来の戦いに備える。」
大日帝の目は、遠い海の向こうを見ていた。
________________________________________
その頃。
ソ連は、静かな部屋にいた。
手には――
鎌と金槌。
ソ連のメインウェポン。
ガリ……
ガリ……
刃を研ぐ。
金槌を磨く。
ソ連「……。」
何も言わない。
ただ、武器を整える。
ソ連「いつか。」
ソ連「この武器を使う時が来る。」
その目は、静かだった。
だが、その奥には大きな力が眠っていた。
________________________________________
そして。
バルト海の近く。
三つの国が集まっていた。
エストニア。
ラトビア。
リトアニア。
三国は地図を見つめる。
エストニア「不安だな。」
ラトビア「でも、備えないと。」
リトアニア「俺たちの国は、俺たちで守る。」
武器を整える。
門を固める。
気持ちを整える。
しかし――
遠く。
大きな影が、静かに近づいていた。
東から。
そして、西から。
三つの小さな国は、まだ知らない。
大きな時代の流れが、すぐそこまで来ていることを。
――嵐は、静かに近づいていた。
第11話「三つの決意」
1940年。
バルト海沿岸――。
三つの国が、一つの部屋に集まっていた。
机の上には地図。
その中央に記されているのは――
ソ連。
エストニア「……。」
エストニアは、地図を見つめたまま動かない。
ラトビア「どうした?」
エストニア「……ソ連が、怖い。」
ラトビア「またそれか?」
エストニア「だって……あいつは普通じゃない。」
エストニアは、ソ連の名前を指差す。
エストニア「狂気じみてる。」
ラトビア「……。」
エストニア「自分のためなら……他の国を殺すことだって、余裕でやる。」
エストニア「俺たちが何を思っているかなんて、関係ない。」
エストニア「自分に必要なら――平気で奪う。」
ラトビアは、少し黙る。
そして――
ラトビア「……あいつなりに、何か考えがあるのかもしれない。」
エストニア「……え?」
ラトビア「俺たちには分からない理由があるのかもしれない。」
ラトビア「でも――」
ラトビアの表情から、笑顔が消える。
ラトビア「だからって、あの非道さを許していい理由にはならない。」
エストニア「……。」
ラトビア「俺たちだって、黙ってやられるつもりはない。」
ラトビアは立ち上がる。
ラトビア「三人なら、きっと何とかできる。」
エストニア「……本当に?」
ラトビア「もちろん!」
エストニア「……。」
リトアニアは、ずっと黙っていた。
机の上の地図。
ソ連の領土。
そして、自分たちの小さな領土。
その差を見つめている。
エストニア「リトアニア……?」
リトアニア「……。」
ゆっくりと立ち上がる。
リトアニア「絶対に――」
拳を握る。
リトアニア「守ってみせる。」
エストニアとラトビアが、リトアニアを見る。
それ以上、リトアニアは何も言わなかった。
三つの国。
それぞれ違う性格。
それぞれ違う考え。
それでも――
守りたいものだけは、同じだった。
________________________________________
その頃。
遠く離れた場所。
ソ連は、一人で武器を手入れしていた。
ガリ……
鎌の刃を磨く。
ゴト……
金槌を持ち上げる。
それは、ソ連の国旗に描かれた象徴。
そして――
ソ連自身の力を形にした武器だった。
ソ連「……。」
無言のまま、鎌と金槌を見つめる。
ソ連「準備はできている。」
その視線の先にあるのは――
バルト三国。
一方。
三つの国もまた、武器を手に取っていた。
エストニア「……来るのかな。」
ラトビア「来たって大丈夫だ。」
リトアニア「……。」
三国は、それぞれの場所で戦いに備える。
まだ、戦いは始まっていない。
だが――
嵐は、もう目の前まで来ていた。
そして読者は、まだ知らない。
この三つの国が――
これから始まる物語で、どれほど重要な存在になるのかを。

Wi-Fi神が作ろうとしてたやつのパクリ
    • 1 なる様 ID:dbc7dcff7   [2026-09-17 22:07:05]  通報

    レスまでスクロールしたわ
    なげぇよ

    • 2 可汗 デスメタル田中 ID:9dc0df87b   [2026-09-17 22:07:32]  通報

    面白そう。

    • 3 おジャパン+   [2026-09-17 23:06:35]  通報

    ドパガキじゃなくても脳が技法を受け付けない

    • 4 名無しさん   [2026-09-17 23:13:30]  通報

    ペロッ
    これは…AI!

    • 5 Mafty Navue Erin   [2026-09-18 02:34:55]  通報

    とりまドドドドドッドイツは分かったわ

    • 6 IATOWWGFHABGo(神)   [2026-09-18 06:31:38]  通報

    AI臭がするけど、まぁ指示出してるならいいか...俺は本当に書くよりよっぽどいい

    • 7 こーてぃー   [2026-09-18 13:02:08]  通報

    ドパガキのワイ、死にました

    • 8 匿名ちゃんちゃか(きちるーちゅうでかんじつかえない) ID:8f1d95483   [2026-09-18 13:04:45]  通報

    スレタイだけみたよ。

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