罪歌 2012-06-22 02:05:10 |
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眠たくて文章がぐだぐだですので、脳内で修正お願いします。
勇がトンネルに入ってしばらくして、突然大きな悲鳴が聞こえました。
いや、それは悲鳴ではなく、絶叫に近いものでした。
声の方向は前から。
出口を抜けたはずのAの声でした。
あまりの声に、前にいたBは懐中電灯を持って走り出しました。
しかし、勇はあまりの突然のことにその場から動けなくなりました。
そして、再び絶叫がトンネルに響き渡りました。
今度はBの声です。
二人とも出口を抜けた途端に絶叫をあげたことに勇は気付き、
急いで戻り、みんなを呼ぼうとしました。
しかし、足は震えて動かきませんでした。
「なんで、動かないんだよ!」
力を振り絞り後ろに振り向こうとすると、思わず転けてしまいました。
「あ………」
倒れた状態で出口方面が見え、その時に勇は見たそうです。
暗闇の中で、ボウッと泥だらけの作業着が不自然に浮かびあがりながら、
それを着た人々が、トンネルの出口に向かって歩いている姿を。
そして、人々の先頭を行く不気味な白い塊を。
勇は死に物狂いで、転んだ体を起こし入り口に向かって走り出しました。
入り口から勢いよく飛び出すと、友人たちが質問を口々にしました。
しかし、勇はその質問に答えることなく、
「早くここから、離れよう! A,Bの親と先生、そして救急車を呼んで! 早く!」
それだけ言うと、一人トンネルから逃げ去ったそうです。
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