たどり着いたその先には 倒れた少女が一人 頬に触れると 瞳を開けた 意識を失い 歌をうたえなくなってしまった私 頬を伝うなにか 瞳を開けると 少年が一人 歌声は 暗闇の中を明るく照らし 少年の心を動かした 歌をうたうと 少年の笑顔が私を照らし 少女の心を動かした 私は歌う 僕は眺める 希望の歌を 天使のよう 乾いた地面に 乾いた空に 希望の光を…………。 第3章につづく