俺の歌を見てくれ

蝋燭の火に照らされた 赤い果実
真っ赤なソレは さらに赤く染まって
ナイフで切って お皿に盛りつけて
フォークで刺して お口に運んだ
甘くて、美味しくて、やめられない味
愛したあの人の 甘い料理
お次は飴玉 私は指を舐めた
『美味しそう……』
私はモクモクと食べる 涙を流しながら
最後のメインディッシュは 赤いチョコレートフォンデュ
甘くて、あの人の味がした
一口一口を味わいながら、貴方の事を思い出す
出会ったあの日 付き合ったあの日 嫉妬したあの日
すれ違っていたあの日 全部が全部、私の宝物
デザートには、キャラメルを食べた
涙と、血の味、そして、あの人の味がした……。
キャラメルを噛み締め、涙を流す

ごめんなさい、そして、愛してる…。