小説、詞など No.2

小説、詞など No.2

6番目アリス 2012-07-27 00:19:37
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いえぇあぁぁ!!

  • No.824 by 6番目アリス  2012-08-07 21:44:58

黒き花が咲き乱れる夜
満月は辺りを照らす
闇に紛れし月の娘は
辺り一面を狂わせた
華は散り 少女は狂い踊る
そして 一粒の雫を残して
月に吸い寄せられるように
跡形もなく 消えていった……。

昔からの古き言い伝え
昔々 お凜という娘がいたそうな
女神のような 麗しき美しさに
男は見惚れ 女は深く嫉妬した
お凜は 幼き頃に両親を失い
毎日、朝晩一生懸命働き、
決して裕福な暮らしではないが
幸せだった
しかし 女はお凜を深く妬み
ある日 お凜を呼び出して
美しい髪や顔に油をかけ
火を灯した
お凜の顔は酷い有り様になり
女はお凜を嘲笑った
その 一ヶ月後の満月が輝く夜
村中に カーーン カーーン と
なにかの音が響き渡った
次の日 一人の娘が消えた
その夜 また例のおとが響き渡った
次の日 また一人の娘が消えた
毎日毎日鳴り響き
そして 村の女は全て消えた
娘をもっていた男は酷く怒り
仲間を集め お凜の家へと復讐に行った
お凜は死に 男は家へと戻った
その夜 村中に カーーンカーーン
と音が響き渡った
村中の家という家が、
『お凜の祟りじゃ!!』と、
誰もが震えた
家中の鍵を閉め、
ガタガタと震えながら夜を過ごした
それが いく日もいく日もつづき
そして 誰もが消えたらしい


つづく



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