鏡音モナ 2022-05-23 20:46:17 |
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第三章「縮まる関係」
その日はもう遅かったので私とレン君は近くにある高級ホテルに泊まることになった。私の家庭はお世辞にも裕福とは言えないので、こんなに豪華なところに来るのは生まれて初めてだ。すると部屋のドアがコンコン……と小さく音を立てた
「入っていい~?」
聞き覚えのある可愛らしい声が聞こえてくる。レン君がドアを開けるとそこにはリンちゃんとミクがいた
「二人とも結婚おめでと~」
ミクがおしとやかにほほえむと後ろからリンちゃんがヒョコッと顔を出した。
「私にもいつかこうやって結婚する日が来るのかな~」
リンちゃんは目をつむって妄想にひたっている。ミクはリンちゃんの手をつかむと「じゃ二人で夜の時間を楽しんでね~」と少しニヤッとして部屋を後にした。……夜の時間……ちょっと意味深だがあまり深くは考えないようにしよう……でも頭の中にはレン君とそういうことがしたい自分もいる……
色々なことを妄想していると肩が少し重くなってるのに気が付いた。肩の方を見るとレン君が抱きついていた。
「えっ……///ちょっとレン君…?」
「さっきミクが言ってたけどさ……俺らってもう結婚したじゃん?」
「うん……そうだね…///」
「だからそういうことしたいなーって……」
レン君が少し顔を赤らめて抱きつく力を強くしている
これはもちろん断るなんて出来ませんよね~♪こんなにあざとく甘えられたらYESと言ってしまいますよね~♪私の頭の中にはとってもポップスな謎の音楽がループしている。
「いいよ…でも優しくしてね…?」
私も負けじと可愛い感じに甘えてみる。するとレン君は私の事を抱き寄せてキスをしてくれた……
……そして私とレン君は甘い夜を過ごした……
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