ガキィン！
人形使い「何っ！？」
ぼく「待たせたな」ｻﾞｯ
主人公「ぼくさん！！」
人形使い（こいつ……僕の人形を傷付けずに操り糸だけを断ち切った……！！）
ぼく（この人形たち……元は生身の人間か。 ……女子供も混じっている）
ぼく「主人公、ここは俺に任せて先へ行け」
主人公「ぼくさん……でもこの数の人形相手に」
ぼく「なに、この手の輩には慣れている。それにこいつはまだ四天王の一人目だ。お前にこんな所でモタ付いてる暇があるのか？」
主人公「！ ぼくさん……」
ぼく「すぐ追い付くさ」
主人公「……早く来てくださいよ！」ﾀﾀﾀｯ
人形使い「あれぇ？ 良いのかい、一人で行かせちゃって」
ぼく「あいつもそう簡単にやられるほどヤワじゃない」
人形使い「そうじゃなくてさ……君が一人になっちゃっていいのかなって話だよッ！！」
人形の群れ「ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ！！」
ぼく「……ふん」
スパッ！ ﾊﾗﾘ…
人形の群れ「」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞｯｼｬﾝ…
ぼく「あいつは優しい奴だからな。人形の正体に勘付く前に行かせて良かった」
人形使い「ふぅん、優しいんだね。 ……気に入った、君も僕の作品に加えてあげる！」
ぼく「……外道が。心無い人形なんかで俺を止められると思うなよ」
二分後
ぼく(人形)「ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ！！」
主人公「！？」
これ俺が悪いのか？
