いじめられても、何があっても、推しのあの笑顔が見れれば生きていられた。推しは。。光だったー。。
その日。
私はいつもどおり朝ご飯を食べながら、気ままにテレビを見ていた。
そんなとき。。あの通知は届いたんだ。
題名には推しの名前が。最初は、「もしかしてライブが決まったとか!?」と少し期待を寄せていた。ただその通知を開いた瞬間。。世界が色褪せて見えた。【みいぴゆのユウナさんが、握手会で、ふぁんのなにものかに刺され、救急搬送され、死亡が確認されました。相方の白は、病院で死亡が確認されたあと、首をつったまま、自宅で見つかりました。】
それを見た瞬間、冗談なしで、息ができなくなった。
(嘘だ。こんなの。。)
みいぴゆは私が中1のときハマりだしたアイドル。
その頃の私は、いじめられていて、いつも下を向いて歩いてた。
その時、聞こえたんだ。
どこからかきれいで、儚くて、でもどこか懐かしい。。そんな声が。その声に勝手に足が動いた。たどり着いたのは、小さなライブハウス。
中にはチケットがなくて入れなかったけど、それでも二人の輝きはしっかり目に焼き付いた。
みいぴゆは、最初は新人だったものの、すぐ急成長を遂げ、プロになった。
東京ドームも夢ではない。。そういわれていたのに。。!!
そしてその日から何日が経ったのだろう。
私は今、いわゆる引きこもり。
みいぴゆがいない世界なんて。。もう私には、闇と同じ
普通の人からしたら、そのくらいのことでって思われるかもだけど、二人は、、私の生きがいだったもん。ご飯を取りに立ち上がる
すると何かが足にあたった。
(みいぴゆのCD。)
その時、なぜかわからないけど、無性にその、CDをいれたくなった。私は、CDを入れ、再生させる。そこにはまだ生きてた生き生きとした姿の二人がいた。
(ああ。。もどりたいな。)
二人が死ぬ前に。死ぬことがわかってれば、命を削っても助けたい。
「ゆうな。。白。。」
私は無意識に画面の二人に手を伸ばし、画面に触れた。その瞬間。
ぐにゃ。「!?」
手がのめり込む「はっえっ!どんどんすいこまれて。。」言い終わる前にそこからこの物語の主人公。。輝夜 未来が姿を消した。。