いちご餅 2025-03-16 16:14:33 |
通報 |
ぼくは信じられなかった、きつね村はあいつらの妄想、ちゃっとチャットだけの存在、実在するはずがなかったからだ。
(狙いはわからないが、ぼくはもう二度とゆーすけとは関わらないと決めたんだ。ぼくにはもう関係ない。)
ぼくはもう関係のないことと言い聞かせ、この場を乗りきろうとした。しかしそれでも、払拭できない一つの疑念が頭をよぎる。
おかしい、なぜ親友はこのことを知っている…?
ぼくはこれでもニュースは見る方だ。だが国家転覆のニュースなんて噂すら聞いたことがない。
たったそれだけだ。だが、それは得体のしれない気持ち悪さを感じさせるのには十分だった。嫌な予感がする、とにかくこの場から離れたかった。
ふと親友に目を向けたその時、親友は気味の悪い笑顔をこちらに向けていた。
|