安価小説作ります

安価小説作ります

根来 澄 2025-06-29 14:24:57
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主人公を異世界転移させて、ハーレムを作ろうかと思って安価でどういう出会いにしようと決めようと思ったんだけど、美少女と旅する形になっちゃったわ
まぁだから、安価でどういう旅にするかを決めてほしい
いい感じになったらカクヨムかなろうに転載しようかな

  • No.13 by 根来 澄  2025-06-30 18:59:09

2話 
昨日、クレアたちに旅に出ることを話した。
クレアたちは少しだけ困った表情をしていたが、その中には少しだけ楽しみという感情もあった。

んで、今の状況に至る。

「湊斗さん!はい、あーん!」
「ずるいですクレアだけ!私のも食べてください!」

クレアとラーニャは俺を挟むように座り、スプーンで食べ物を俺の口へ運んでくる。
俺は少し戸惑いつつも、口に入れる。

「湊斗さん、美味しい?」
「湊斗さん、美味しいですか?」

二人は上目遣いで俺に問うてくる。
さすがに耐えれるわけもなく、俺の顔は真っ赤に染まった。

「こりゃ、先が思いやられますな。ママ。」
「そうですわね。パパ。」

「ちょっと止めてくれません!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「湊斗さん!今日はステータスを見に行くよ~!」
「ステータスと言っても、手持ちの魔力が数値化されるだけですが…」

旅に出る日は明日。
今日は俺のステータスを見に行く日。
流石に高校の服で行くわけにはいかないから、お父さんから服を借りて、今着ている。
そしてドアの外にはクレアとラーニャが待っている。

「俺のステータスかぁ。なぁ、どれくらいが平均なんだ?」

俺は胸元にある紐を結びながら言う。

「100くらいが普通ですかね。まぁでもそのあとも魔力が増える可能性もあるので。」
「私とラーニャは1000も持ってるんだよ!この間測ってみたらそうだった!」
「え!?1000!?」

俺はその場で願う。
「お願いします神様!俺も1000くらい魔力を持っててください!!!流石にこの子たちに越えられるのは嫌です神様!!!!!!」

俺が涙目で両手を合わせながら空に願っていると、お父さんの声が聞こえた。

「もうそろそろ出るぞー!」

それに応えるように俺とクレアたちが「はーい!」と言う。



「ここから数分歩いたところに、アミューメントという少し大きい街に着くからね。湊斗くん。」
「アミューメントですか。」
「そう。名前の由来はわからないんだけど、まぁいい街だよ。」
「あっそうそう湊斗くん?前いた世界はどんな世界だったの?」
「それ俺も聞きたかった!ナイスだママ!」

俺は少しため息をつきながら、どんな世界なのかを答えた。

「凄く、便利な世界でしたよ。」
「便利な世界?」
「俺がよく使ってたのは”スマホ”ですね。”スマートフォン”」
「おぉ”スマートフォン”。名前がかっこいいな。」
「”スマホ”は持っている人同士で連絡を取り合えるんですよ。」
「手紙、みたいな感じなの?」
「少し違うかもです。手紙は紙に書いて、それを配達者に渡して、そして数日後、やっとその手紙が渡されるんですよね?」
「まぁ、そうだね。」
「スマホは、紙に書くのではなく、指で操作しながら文字を打ちます。”送信”のボタンを押すと、一瞬でその打った文章が送信され、相手に見えるようになります。」

俺はそこら辺に落ちている木の枝を取り、絵を描きながら説明した。

「おぉすごい!」
「なるほど!」

「俺もどういう仕組みかはわからないですけど、こういうものが身近にありました。」
「ほへー、便利な世界だな。」
「まぁだけど、魔力は向こうの世界にはありませんでした。」
「え!?このスマポとやらは、魔法でやっているのではないのか!?」
「スマポではなく、スマホです。」
俺は笑いながら答える。

「それじゃあ、モンスターとかはどうやって倒すのだ?剣一本…?」
「モンスターは、いませんでした。」

お父さんとお母さんが口元を押さえて驚く。

「モンスターが、いない!?」

「はい。魔王も、モンスターも、何もいません。強いて言えば、人間に害がない生き物は、”動物園”という場所で飼育して、保護していました。」

「保護!???」

お父さんとお母さんは少し疲れた様子で言った。
「その世界がすごいのは、なんとなく予想がついたよ……」

俺はその様子を見て、笑う。
その瞬間、クレアが俺たちに向かって大声で言う。

「パパー!ママー!湊斗さーん!もうちょっとで着くよー!」
「わかったぞー!クレアー!」


「ここから、俺の旅が始まる…!」
俺は右手を力強く上げた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「えぇー、湊斗さんの魔力は…」

冒険者ギルドの人たちが愕然となり、俺のステータスを二度見する。

「えっ、えっと…?」

「あっすみません。湊斗さんの魔力は…200…」
「えっと、聞こえなかったんですけど…」

「2000です!!!」

冒険者ギルドが沈黙した。
え?2000?ラーニャも言ってたけど、100くらいが平均なんじゃないのか?
いや、それとももう魔力が成長して2000くらいになったとか?いやそうだよな…流石に…

俺がそう思った瞬間、ギルドにいた人たちがものすごい速さで、俺に近寄ってきた。
「2000!?」
「こりゃ、また大物が生まれたな…」
「いや、俺は信じてたよ?ここのギルドに、もうそろそろ大物が来るとね…」
「すごい!すごい!この間の小娘以来だぞ!!」

「ちょっ、クレア!?ラーニャ!?一体何これ!??」

クレアとラーニャも愕然としていて、俺が呼んでも反応はない。
お父さんたちも同様で、開いた口が塞がっていなかった。

「少し皆さん落ち着いてください!」
そう言葉を放ったのは、ギルドの受付嬢だった。

「湊斗さんが困っているでしょう?」
受付嬢が周りにいた人たちを睨みつけると、一瞬で隅に移動した。


「おぉ、ありがとうございます。」
「いえいえ、それよりちょっと聞きたいことがあるのですが…」

受付嬢は少し困った様子で俺に聞いてきた。

「え?いいですけど…」

「勿論、あなたたちもですけどね。」

受付嬢がお父さんたちを指さし、それに気づいたら「え、えぇ…」と答えた。

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