うちの猫がﾀﾋんだ

きみの腕の中で　目を閉じた日
最後に聞いた　君の声が優しかった
小さな体じゃ　言えなかったけど
ぼくね、ちゃんと　幸せだったんだ

一緒に過ごした季節は
ぼくにとって　宝物

ありがとう、きみがいて
ぼくはちゃんと生きられたよ
もう泣かないで、笑顔でいて
今は空を走ってる
きみの笑顔　ずっと見てる
それがぼくの永遠の願い


何気ない朝も　眠る夜も
きみといた時間は　奇跡みたいだった
怒った顔も　眠たい声も
全部全部　ぼくの大好きだった
きみが泣いた　夜のこと
そっと寄り添ってたんだよ
気づいてた？

お別れなんかじゃないから
心で触れていて

ありがとう、ほんとにね
あたたかい日々をありがとう
会えなくても忘れないで
きみがぼくを愛してくれた
それだけで　ぼくは幸せだったよ
いつかまた　夢で会えたら
しっぽ振って　駆け寄るから
その時は　　撫でてね
きみが笑えば　ぼくも笑うよ
ずっと見守ってるよ

ありがとう、またね、きみへ
ぼくは今　光の中にいる
だけどずっと　そばにいるよ
見えないだけで消えない絆
さようならじゃない、だから
またいつか、会おうね――

らいむの猫より