コピック 2012-03-23 13:21:30 |
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2/2続き
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「帰れればの話だ!」
(相手は12人、余裕だな!)
あの会話から4時間。俺は奴らの本拠地にて。
人の男が銃口を向ける。
俺は目をつぶった。
ダーーーーン!!!
しばらくして、周りが静かになる。
「ふう、これにも慣れたんだんだな……。」
そう言って目を開ける。
丁度目の前には空中で静止した弾丸があった。
「5mm弾か……。よく買えたなこんなもの……。」
そんな事を言いながら周りを見回す。
周りの不良は全員その場で固まっていた。
俺の能力は「タイムオブストロクト」見ての通り時間の流れるを止める能力だ。
人々はこの能力を消去魔法とも言ってる。まあ単にこんな感じのどっかの団体を一瞬のうちに消し飛ばし歩いてるって言う意味合いもあるけど……。
(誰と話してるんだろ?)そんな事を思いながら、グダグダな独り言に終止符を打った。
「そんじゃあ、お邪魔しとくよ!ってまあ、誰も聞こえないと思うけどよ。」そんな事を言いながら歩く。
しかし、予想外の出来事が起こった。
不意に後ろから感じた人の気配。
俺は煙幕を放って、前に転がった。
体制を立て直し、確認をしようとすると赤い炎球が無数にこちらへ飛んできた。
『Eine Wassermauer!』
俺が唱えると目の前に水の壁が出来、俺を守った。
「よう!レチェンドさんよ!我らのアジトに何の様かな??」そう言いながら彼は両手に火球をスタンバイする。
「ちょっとした暇つぶしよ!まあ、いつも通り一瞬では終わらせてくれそうもないがな!」そう言って俺も雷球をスタンバイした……。
続く。
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