静華 2012-10-07 20:35:30 |
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景色がまるで早送りのように流れてゆく
それを何もしないで眺めている
目に映りはするものの心には何も刻まれず
気づけばもう次の駅
これからの希望に満ちている者
不安に怯えてうつむいている者
それぞれの思いを擁いて踏み出してゆく
そして、それすらも傍観している俺
何もしていないから無力なのか
そんな言葉を証明するかのように
窓の外で悲しい出来事が起こる
時々、それに耐えられなり踏み出してみるが
それは結局、無力さの証明にしかならなかった
流れる景色はただ美しい
心に残る事がないからだろうか・・・。
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