誰もいない閉鎖空間で 居るのは 自分だけ 自分の足音以外 何の音も聞こえやしない ついさっきまでうるさいと思っていた季節外れのセミの声ですら 今では恋しいくらいだ 自分で願ったはずなのに 強く願ったはずなのに 今自分が見ている風景が 現実とは思えなくて ただ自分は 長い長い夢を見ているだけだと思っていたんだ 君が起こしてくれると思ってたんだ 君の優しい声で ほんとは もう なにも届きやしないのに…