白米 2012-12-09 12:56:27 |
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白いイヤホンを耳にあて
少し二ヤッとして合図する
しみ込んだこの温度が
ドアをノックした瞬間に
あふれそうになるよ
まだ視えない
目を凝らして臨む争奪戦
あの日、躊躇した脳裏から「今だ、取り戻せ」と
コードが鳴り出しそう
愛しくて、辛くて
世界を嫌った人の
酷く、理不尽な「構成」
肯定してちゃ未来は生み出せない
少年少女前を向く
暮れる炎天さえ希望論だって
「ツレモドセ」「ツレモドセ」
三日月が赤く燃え上がる
さぁさぁ、コードを0で刻め
想像力の外側の世界へ
オーバーな空想戦線へ
「お先にどうぞ」って舌を出す
余裕ぶった無邪気な目
「ほら、出番だ」パスワードで
目を覚ましたじゃじゃ馬は止まらない
もう夜が深くなる
お子様なら燃える延長戦
逆境ぐあいがクールだろ
寝れないね、まだまだ
ほら、早く!早く!
インテンポで視線を合わせて
ハイタッチでビートが鳴り出せば
考えてちゃ遅いでしょ?
ほら、のっかってこうぜ!
ワンコードで視線を合わせて
ぶっ飛んだグルーヴが渦巻けば
冗談じゃない
見えるはず
そのハイエンドの風景の隙間に
さぁ、どうだい
この暑さも
すれ違いそうだった価値観も
悪くないかな
目を開き手を取り合ったら
案外チープな言葉も合言葉だって言い合える
少しだけ前を向ける
少年少女、前を向く
揺れる炎天すら希望論だって
思い出し、口に出す
不可思議な出会いと別れを
ねぇねぇ、突飛な世界のこと散々だって笑い飛ばせたんだ
合図が終わる
少年少女、前を向け!
眩む炎天すら希望論だって
「ツカミトレ」「ツカミトレ」
と太陽が赤く燃え上がる
さぁさぁ、コールだ
最後にしよう
最善策はその目を見開いて
オーバーな妄想戦線
感情性のメビウスの先へ
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