おこじょ 2013-03-31 20:26:32 |
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目を覚ました時計の針が鳴り響くベッドで 「今は何時?」
8月14日の午前十二時 過ぎ位をさす
やけに煩い蝉の声覚えていた…
「でもさぁ…少し不思議だな…」 同じ公園で昨日見た夢を思い出した…
「もう…今日は帰ろうか…」
道に抜けた時 周りの人は皆
上を見上げ口をあけていた
何度世界が眩んでも 陽炎が嗤って奪い去る
繰り返して何十年 もうとっくに気が付いていたろ
こんなよくある話なら 結末はきっと一つだけ
繰り返した夏の日の向こう
バッと押しのけ飛び込んだ,瞬間,
トラックにぶち当たる
血飛沫の色 君の瞳と 軋む身体に
乱反射して
文句ありげな陽炎に 「ざまぁみろよ」って笑ったら
実によく在る 夏の日のこと
そんな何かがここで終わった
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