おこじょ 2013-03-31 20:26:32 |
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コルトMK-IV SERIES 70 / SERIES 80
コルト社の発売している民間用M1911で、現行モデルはMK-IV(マーク4)シリーズ80型である。戦後には安全対策などを目的に数回のモデルチェンジが行われており、1970年から1983年まではMK-IV(マーク4)シリーズ70、1983年からはMK-IV(マーク4)シリーズ80が護身用・競技用それぞれのモデルで販売されている。
MK-IV(マーク4)シリーズ80には当時主流となっていたオートマチックファイアリングピンブロックと呼ばれるインターナルセフティが新機軸として組み込まれ、マニュアルセイフティ、グリップセイフティに加えて3重の安全装置を有することになった。これは、トリガーのリリースに伴い作動する方式であるため、以前の型と比較してトリガーにかかるテンションが大きくなり、繊細な操作を要求される保守派の競技射手からは不評を買った。このため競技銃に改修されるベースガンとして、中古となったシリーズ70の人気が高まりプレミア価格がつく事態が起きた。
そのため一部の社外品M1911クローンでは、AFPBの解除をトリガーではなく、グリップセイフティと連動させている。
また改良によって大型化したフロントサイトであるが、コルト製のものはステーキ・オンと呼ばれる取り付け方法(スライドに穴を開けて差込みかしめる)が以前と変わっていないため、射撃時の反動・衝撃で吹き飛び、紛失する現象がしばしば生じる(勿論社外品や別メーカー品では取り付け方法を変更して対策している物が多い)。装弾数は8発に増えている。
なお、現在でも復刻版のSERIES 70がM1991A1などと並行して販売されている。
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