pelidot 2013-05-18 16:53:19 |
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一発書きですが、投稿させて頂きます……
少年は、その場に一人立っていた。
『一人』とはいっても、ほんの数分前までは沢山の人が
ここにいたのだが。否、今もまだいる。
息をしていない、心臓も動かない、しかしまだ
名残惜しそうにその体温を残して。
ーそこには、数十個の人の死体が転がっていた。
少年の服は返り血を浴びたのか赤く染まって、何故かその異様な場に溶け混んでいた。
ーこれが、約一週間前の事。
少年、烏城 冥(うしろ めい)は、放課後の教室の隅にうずくまっていた。
生徒の殆どが帰宅をしたり部活に励んでいる中、誰一人居ないオレンジ色の教室で。
顔にはアザがあり、制服はチョークの粉で汚れている。少し明るめのその色は、教室の隅の冥の事を見えなくした。
簡潔に言ってしまえば。つまり彼は虐めにあっている。
身長は、14歳の男子にしてみればやや小柄。
顔も普通。
成績は中の上位。
全く目立たない彼は、今までは誰に絡まれる訳でもなく、
彼なりに日々を満喫していた。
では何故虐められているのか。それは、1ヶ月前に起きた。
親や教師からも見捨てられた学校内で上から数える不良。
冥は、そんなのにぶつかってしまった。まぁ、直ぐに謝った。それで許されそうになったのだが、問題はその取り巻き。その後も何かと理由をつけ
付きまとってくる。遂に頭に来てその中の一人を殴った。これが原因だ。
さて、時間を戻して。
彼は虐められてどう思っているのか。
顔を膝にうずめ、泣いているように見える。
ー彼は、別に泣いてなどいなかった。
泣いていないし、啼いてもいない。
彼は、何も感じていなかった。
何よりもその深い赤色の目が、それを表していた。
その目は、元からそうであたったと主張することが出来るくらいに、深く、暗い色をしていた。
どうですか…?中1なんでひどいっすねw
…小説書いたの初めてでs
続きが知りたい人がもしいらっしゃれば書きます。
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