海堂 薫 2013-10-06 08:06:25 |
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どうしてそんなに優しい目で俺を見るのだろう。
初めて会った時そう思った
ののしり、けなされた俺を。
絶対にどこにもいかないって言ってくれた。
それなのに
傷ついた過去が、お前が消そうとした俺の過去が
俺を追い詰める。
お前以外を探せ、いい人が見つかるなんて
そんなわけねえだろうが。
俺はいつだってお前だけが好きだった。
幸せになって欲しかった。
屈託のない笑顔で隣に居てくれるお前が、
幸せすぎる時間が
怖くて、そして嬉しかったこと。
どこにもいかないように縛り付けてくれたって
俺は良かった。
毎日涙を流すこの日々が
お前を救えるのならいくらでも泣く。
いつまでも待ってる。
泣き疲れて弱ってもお前だけを想い続けている。
幸せな時間が戻ってきますようにと
願ってる。
神様が俺を痛めつけても、この命を奪おうとしても
お前だけを想い続ける。
偶然じゃない
運命だって思いたい。
お前に嫌われてもやっぱり
好きなのはお前だけだから。
…いくらでも泣く
…いくらでも待つ。
離れたくない気持ちは同じだ。
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