鏡音モナ 2022-06-14 19:08:20 |
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「あ!!紹介し忘れてた!!えーとここにいるのは……」
レン君の隣を見ると、豪華なドレスをまとった少しだけリンちゃんに似た少女と、レン君に少しだけ似た召使いらしき少年がいた。
「わらわはリリアンヌ。横にいるのは召使いのアレンじゃ。よろしく」
「ちょっとリリアンヌ……もうそのしゃべり方いいって………」
「はぁ……分かったよアレン」
「「?」」
リリアンヌはアレンのことを召使いだといっているようだが、距離感が主と従者という感じではない……
それを見た私と太一はぽかーんとするしかなかった。
「はぁ……まだしゃべり方が安定してないのか………」
レン君は少しあきれた様子だ。リンちゃんはスマホをいじり始めている。
「まぁ……一応二人とも…………王女と召使いっていう関係……かな?」
リンちゃんはスマホから目を離し、二人の関係をざっくりと説明してくれた。王女と召使い…………とてもそういう関係だとは思えないのですがそれは…………(^_^;)
「あー……洗濯物干し忘れてた………じゃ。リリアンヌ帰ろっか」
「ミカン食べたい……」
アレンは洗濯物を干し忘れてたようで、リリアンヌはミカンを食べたいようで二人とも帰っていった。
セカイにいるリンちゃんとレン君とは違って、顔は同じだけど髪型は違うのでなんとか見分けはつく
「そろそろお昼にしますか?」
お手伝いさんが私たちに声をかけた。時計を見ると時刻は12時半を回っている。あとお腹もすいてきた
「はい……お願いします…」
コミュ障な私は小さな声で敬語を使って返事をした。私と太一は居候の身だ。お手伝いさんには敬意をはらわないと………一方その頃太一は気の合う掃除係りの人と話している………兄妹なのに何でこんなに違うんだろう………リンちゃんとレン君は二人でこそこそ話している
「そういえばレン………絶対モナの事好きでしょ?」
「ええっ!?べっ…別にそういう感情は…………そりゃモナは可愛いし……俺の好みがつまった女の子だけど……」
「そんなこと言って~本当はめちゃくちゃ好きなんじゃないの~?」
「えぇっと……二人ともなんの話してるの…?」
「ううん。何でもない。そろそろお昼だし行こっか」
私たちは食堂に向かった
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