「おかあさっ」 「ごめっ、ねさいごまで、まもれてっ…よかったよ」 その言葉を最後に。 お母さんは空へと旅立った。 「なんでっ・・・」 「あ・・・」 母の手首には僕が反抗期のころ、あーだこーだ言いながらも母にプレゼントしたブレスレットが あった。 無愛想・・・その言葉が似あうというほど家族には愛情がなかった母。 いつも長袖を着ていて気付かなかったんだ。 母からの愛に