五十嵐 徹 2022-07-21 00:29:52 |
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「…」
その問いに対していとこは何も答えてくれなかった
「答えられない理由なの…?」
コクン
小さくうなずいた、いとこ。
「外、みてもいi・・・」
「駄目だ!見るな!!」
いつも冷静で声を張り上げない、いとこが大声を出した。
「ご、ごめんなさい。」
暫くの間沈黙が僕を襲う
「お前が次見るのはあのもともときれいだった日本の景色でいいから。」
「っ・・・!?」
その言葉に惚れてしまったじゃないか。
って、それは関係ない。まずこの状況をどうするかだ。
そんなことを考えていた時。
「静かにしろ。また来やがった」
「・・・・」
この時はまだ何も言えなかった
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