匿名 2023-09-07 14:34:21 ID:612f5277b |
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「どう、、、話せばいいんでしょうね」
しずかに一人呟く、それは空気に吸い込まれ静かに消えた、愛おしい相手の背に触れる、鬱血痕だらけで、赤い花弁のようで彼と対に見えた、
「、、、くすぐったいんだけど、」
突如抗議の声が聞こえる、反射的に手を引っ込めた、あぁ、彼は覚えてるんだろうか、酒の勢いで自分に抱かれたなんて、上半身を起こした彼を見る
「、、質問、どういうじょうきょう、?服とかぐっちゃぐちゃだし、、、酒飲んで、、、えっと、、思い出せない」
やっぱり、覚えてないんだな、と思う、彼はさけによわい、押しにも、不安定で危険で、それでいて人を惹き付ける、たちが悪い
「おはようございます、ノエル君、特に何もなかったですよ、着替えたほうがいいのでは?」
いくら相手が鈍感だろうとバレる嘘だ、でも、付かずにはいられなかった
「、、、そ、じゃあこのかみあととかはおいといていいんだな、」
互いに沈黙を貫く、無音が場を支配する、先に彼が口を開いた
「、、、酒って、怖いよな、」
一言だけだった、そのあと呑気に服借りていいか、と問われて思わず呟く
「、、、君はそれでいいんですか?」「、、、」
めをそらされる、きっと気付いてる、相手からあおったことも、それに負けた自分のことも、互いに逃げれない事を理解して逸らしていた、でもやっぱりきっちりしたい、例えそれが最低なエゴでも、
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