匿名 2023-09-07 14:34:21 ID:612f5277b |
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、、、セラが死んだ、いや、俺が殺したってのが正解かもしれない、違うと言われてもアイツは未来を見て死んだ、最悪の未来を、その結末に駒を進めたのは俺だから、ホープの声がする。ブーニベルゼに帰ろうと促され頷いた、あまりにも普通の態度だった。俺のとなりにホープが腰を下ろす、突然髪に触れられ驚いた、
「もう失わないように。、、ずっと」
一緒に居ますから、そういう相手はもう、諦めて虚ろな目だった、
(もう諦めきってるアンタの方が重症だよ、)
そう思いながら相手の触れる手に目を伏せた
『愛してる(もどき)ゲーム』ホプノエ
「ノエル君」
「なに?」
「愛してる(もどき)ゲームしません?」
「急に何それ」
「端的に言えば相手を照れさせたり動揺させればかちです」
「えっと、、パs「アダマンタイタイの串焼きありますy「参加する」
かなり素早い返事をして互いを見据える、照れさせたり動揺させるには、、、とノエルは真剣に考え込んでおりホープは(アダマンタイタ好物って本当なんですねぇ、、、)となぞのかんしんをしていた、
「じゃあお先に、先手必勝ですからね、えい」
脇腹をちょっとツンッとすれば
「ひゃぁっ?!」
「はいぼくのかちです」
「反則!!!」
「動揺させりゃ勝ちですし」
「う"ぐ。。。」
悔しそうにジト目で見てくる彼を見て串焼きを渡せばキョトンとしたように
「へ?もらっていいのか?」
「勝ち負けじゃなくて参加してくれたらあげるつもりでしたからね」
「、、、ありがと、」
ちょっとふてくされたように受け取りもぐもぐと小動物のように食べ進める姿はとても愛らしい、
「かぁいいですねぇ…」
「声出てる」
「あっスミマセン」
本音が漏れてしまった、慌てて謝罪して相手の方を見たら動揺して変な声が出てしまう
「、、へぁっ?」
「、、こっち、見んな、!」
死ぬほど照れている相手に思わずにっこりして顔を覗きこもうとすれば必死に逃げていた、可愛い、
「ちょっと??ノエル君?」
「やめろ!!!」
あわあわしながら手で顔を隠す相手から手を剥がしたりなんなりしても中々にしぶとい、
「っぇいっ!」
「わぁっ?!!」
無理矢理sひいてだめなら押してみれば簡単にかおがみれた、
「っっ、!!!」
目元はうるみ赤みを帯びている、ほほもうつくしい色に染まっているのを見て思わず手を伸ばして顎をつかむ、
「ホープっ、!!」
照れて抵抗する彼は酷く可愛らしい、ぐちゃぐちゃにして鳴かせたい、一瞬そんな歪んだ思考が脳をよぎるも首を振って誤魔化す、
「はなせっ!!」
「す、すみませんっ!!」
なんだかもう色々と申し訳なかった、手をパッと離してノエルを見ればもう顔を手でおおってしまっていて見れなかった。
「……ホープも、格好いいと思うけど」
若干照れ臭そうな声でボソリと呟かれた声に思わずへ?と間抜けな声が出る、いつも彼は「寂しい」とかドストレートに感情を伝えてくるし嘘はつけないと知っているため思考がパンクしかけた、
「の、ノエル君今の「あ、セラに呼ばれてるしもういくな!!それじゃ!」
「えぇ?!ちょっとノエル君??!!」
脱兎のように駆けていく彼を見つめながらその場にへなへなと座り込んだ
「反則でしょうがこのやろう……」
end
おまけ
「………なーにしてるんです?先輩……」
「ノエル君にぶち抜かれました」
「バカップル……」
どうやら察してくれたらしい、アリサグッジョブ
「顔真っ赤だよノエル君……」
「ちょっと死にたくなって来た」
「やめて????ノエル君居なきゃ未来守れないから」
なんかもう、死にたいけど、セラ有難う
『オペラオムニア』安息の大地なのにノエルちゃそトラウマと地雷バチバチ踏まれてたよな
最近、やけにノエルが姿を消すことが増えた、ふっと居なくなっていつの間にか帰ってくる、その時は笑顔なのだがどこか憂いを秘めている様だった、私にはどうすることもできないしセラとノエルの旅の結末は覚えていない、それにノエルは強い、どうせ狩りにでもいってるのだろうと思っていた______この前までは、な
「ノエル、集合時間だ……っ?!……」
皆が呼び出される時またノエルはいなかった。私が自分で探しにいく、といって探しに来ればたった一人武器を握り締めて泣いていた、近付くのを躊躇ってしまう程には苦しそうに泣いていた
「セラもっ…世界もライトニングもっ……カイアスも殺してっ…なんでっ……この世界で俺はっ、救われなきゃいけないんだ…!!」
嗚咽混じりではきだす言葉には後悔、絶望。罪悪感……様々な負の感情が渦巻いていた、それに……私やセラ、カイアスを殺した、?それが一番理解できなかった、いや、したくなかった、武器を握り締めるアイツの手は震えていた、
「お姉ちゃん何してるの~?!ノエル呼びにいったっきり!!もう話し合い始まるよ~!!!」
「っ!!」
セラが大きな声で私を呼んだ、ノエルが肩を跳ねさせ慌てて涙を拭いている姿を横目で見て私は、
ノエルに声をかけずその場を去った
あの涙を見て数日、ふとセラから声をかけられた
「ねぇ、お姉ちゃん」
「……」
「お姉ちゃん!!!」
「うぉぁっ?!!急に何だセラ!!」
「急じゃないよっ!」
声をかけられたことに全く気づかなくて怒鳴り返してしまった、まぁ互いに怒鳴ったので50/50だ、閑話休題
「ところで何の用だ?」
「……お姉ちゃん、ノエルの事で悩んでるよね?」
「え、」
「誤魔化そうとしてもダメだからね?」
思い切り逃げ道を塞がれた、核心も突かれた、勝手に話せばアイツのプライドを傷付けるのは不本意だしプライバシーがある、何も知らない私が答えるわけにはいかない
「………その、私はアイツのことを知らない、勝手に答えるわけにはいかない」
「そっか……今ホープ君にノエルの事聞いてもらってるし……カイアスとスノウにも頼んだけど…」
「おい待て後者の2人いらないだろ」
まぁなんでもいい、ホープならノエルの扱いは大丈夫だろうと思い2人を待った
「ノーエールっ!」
「なんだスノウ帰れ」
「五月蝿いですよスノウ」
「冷たくねぇ?な、なぁカイアs……見てもねぇ!!」
「さて、ノエル」
「華麗なるスルースキル!!」
カイアスが本題に入ろうとしてもショックを受けるスノウを思い切りハリセンで叩きつつノエル君に話し掛ける、セラさんから直々に「ノエル、偵察、ok?」「いや私h」「ok?????」「………」と圧を掛けられてカイアスを丸め込んでいたのを思い出しながら問い掛けた
……かったのにカイアスが爆弾を投下した
「君は何を悩んでいる」
「カイアスアンタバッカじゃないんですか?!!!!!!」
「ストレート過ぎだろ!!ノエルは結構地雷多いんだぞ」「気にすんな」
「……え?」
「ほっといてくれ」
「君らしくもないな」
「いいからほっとけよ!!」
「あっちょノエル君!!!」
ダンッ!!と壁を叩いてそのままノエル君はスタスタと去っていた、彼が怒ることも、此方の話を遮ることも初めてでその場は静まり返った。ただただ彼の背を見つめていた
「………カイアスバカじゃねぇの?????」
「本当にね」
「別に、遠回しで言ってもあの反応していたはずだ」
「は?」
意味がわからない、彼の地雷を思い切り踏み抜いたのは彼の筈だ、なのに、なのに変わらない?
「気付かないか?彼と私たちの矛盾に」
「矛……盾?」
「…明らかに、私たちより“進んでるんだ”」
「ウソ…だろ?!」
事前に話していた時に察していたらしい、やはり過ごした時間の差は大きいらしくスノウ達は気づいていなかった、
「………私は、彼の手、いや、みずからのてともいえるか、死を選んだのだ」
「え………つまり、元の世界は救われてるんじゃ……」
「彼の反応的にないだろうな」
バッサリ切り捨てられた、確かに、彼はかなり取り乱していた、いい未来とはお世辞にも言えない、か、そう強く想った
「………一回、セラさん達の元へ戻りましょう」
「……だな」
3人で一旦戻った後セラに起こった事を報告した、何かハッとしたような、察した様な顔だけしてホープだけを呼び出した
「……ホープ君、」
「なんですか…?」
「……ノエルのこと、好きだよね?」
「え、」
突然告げられる、確かにホープはノエルの事を酷く愛していた、でも突然それを出されて困惑した様に顔を赤く染めた
「きゅ、急に何言って」「ノエルってね、多分失う恐怖と孤独で不安なんだよ」
「………」
その言葉にストン、とパズルのピースがはまったように合点がいった、彼は未来できっと誰かを失った、と思えばあの取り乱し方も納得した、彼は孤独と命が失われる事がトラウマになっている、だから失わないように“関係を断つ”事を選んだんだろう。冷たく突き放したのは彼が自分の心を保つ為、カイアスが言っていたことも理解出来た、
「最近はノクト達にも少し距離を置いてるみたいだしね、」
「…そう、ですか」
「お姉ちゃんがノエルを探しに行った日あったでしょ、あの時実は私、ついていってたんだ、お姉ちゃん気付いてなかったけど」
「はい…ありましたね……」
「あの日、泣いてたんだ、ノエル、苦しそうに」
「っ……」
思わず声を詰まらせた、そんなにも彼が苦しんでいたのに全く気づけなかったのが酷く罪悪感にチクチクと刺さる
「……気にやむ必要ないよ、覚えてるのはきっと、私とノエル位だと思うから」
「っでも!僕らは彼に軽率な発言をっ…!!!」
「気にやんだら。ノエルが一番辛いと思うよ?俺が隠しきれなかったせいだ、ってさ」
静かな声とは裏腹に強い意思が込められていた。仲間思いな彼女は姉と同じでよく見ている、そんな言葉に少しだけ、気が楽になった気がした
「………そう、ですよね、すみません、」
「いいの、ノエルって繊細で難しいところがあるしね、他人のためにしか動けないような子だもん」
本当にそうだった、自分のために生きる、という思考が欠落している、幼い心を持っているのに酷く大人のように美しい、人間らしい矛盾をたくさん抱えている、そんな優しい子が苦しんでいるのは目も当てられなかった、だからって他人が悩めば彼は無条件で手をさしのべてしまう、それがかつて自分を苦しめた師であろうと、人でなしであろうと関係無い
「……優しいなぁ」
「そうだよね…」
ポツンと呟いた言葉に同意が届く。その生き方しか知らないんだろうけど見ていられなかった、いつもいつもいつも手を伸ばされるだけで助ける事すら出来ない僕は彼の心を殺してしまったのかもしれない事が怖かった。相変わらず僕は打たれ弱いまま、変われないままだ、
「僕が……殺したのかな、?」
「それは違うよ!!」
「あぁ、そうだな」
「っ?!」
「お姉ちゃん?!!」
突然凛としたセラさんと似た声が響き渡る、その声に二人して驚いてしまった、
『忠実な番犬さんの印』
「ねぇノエル」
「?」
目の前の旅の仲間、セラと雑談していた時ふと名前を呼ばれた、突然の事に目を瞬かせふいと顔を向けた。セラの目は呆れた様なジトリとした目が己に向けられていた事に思わず(何かしでかしたかな…?)と困惑するも察した様に声を掛けられる
「……すごい、目のやりどころに困るよ?首」
「え、あ、は?……あ~…ね」
初っ端突然失礼なことを言われたのか?と顔を顰めたが後の首、と言う言葉で全てを察する、どうせアイツか、赤い花弁だか…番犬の噛み跡が付いてるのだろう、露骨に困る様な惚気を見せるなと言う様な顔のセラに思わずちょっとイラッとした、スノウのことでいっつも5時間くらい語ってるくせに。まぁそんな事はいい、言われたとて改善する手段も隠す手段も生憎と持ち合わせてはいない。
「ん~…うちの番犬はいくら行っても聞かねーしさ、どうしようもないかな」
「へぇ~…???意外だね、聞き分け良さそうなのに」
「俺も思った」
言えばやはり素直に話を聞いてくれるのは有り難い、意外とアイツは言う事は聞かないのである。俺が下だから止めようにも止めれるタイミングなどない、決して意識飛ばすからとかではない、断じて。まぁ兎に角アイツは従ってなどくれないのだ
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