匿名 2023-09-07 14:34:21 ID:612f5277b |
通報 |
「、、、んあ、おー、、ば、?」
相手の声が、掠れた様な、寒そうな、か細くて簡単に消えてしまいそうな、でも、しっかりとした、意思を感じる声が耳に入る、相手が薄く目を開ける、眩しそうに目元を手で覆っている、空はいつの間にかキュウコンの嫁入り状態だった、雨がしとしと体に触れる、声が出ない、口が震える、目頭が熱い、
「なんかあつくるしいと思ったらお前かっ、、、ゲホッ、、」
そんな嫌味すら、今は嬉しくて、咳き込む相手に背を撫でながら、呟いた
「、、、んで、こんな危険なことした?なぁ、デンジ」
後半声が震えきっていた、情けない、
「な、んの話、、だっ、?、」
ひゅ、と気管を鳴らしながら息が辛そうになりながらも返事をしてくる相手に嘘をついてるとは思えなかった、
|