1人でただいいところを語ったりメモする

1人でただいいところを語ったりメモする

匿名 2024-08-24 21:17:29
通報
好きな物語る

  • No.122 by 匿名  2024-10-17 04:58:49

「久しぶりだな。上鳴」

聞き馴染んだ声が。でも聞けるはずない声が響いた。
また聞ける事を願い続けた嘗ての旧友の優しい声だった

「爆豪…?」
声のする方を振り返ればあの大戦の時に犠牲になった筈の爆豪は俺達と一緒にいた頃と何一つ変わってはいなかった。俺よりも小さくなった…いや。小さくなった訳じゃなくて俺が成長し爆豪が変わっていないだけだった。
よく見てみると姿はそのままだったが顔に傷があり足が少し透けている。左手には花を持っていた。爆豪であり爆豪じゃないのだと直感や雰囲気で察する。夏の乾いた風が頬を撫でた。
笑顔はあの時のまま。それが残酷なまで彼の止まってしまった時間を示す様だった
「…え……なんで…お前が……」
言葉が喉に詰まる、かろうじて滑り出した言葉は疑問をうつした。爆豪らしきそれはまた微笑んでたったひと言
「俺は…のろい。だよ」
そう言った。
ふよふよとそれは近付いてきて俺の心臓あたりを指差し言った 「お前の…いや。お前らの後悔の具現化みたいな物。」 楽しそうに揺蕩いながら1Aの写真を指していた。

「愛されてたんだなァ、俺」
顔を近付けてくすくすと笑うソレ。見た目だけは爆豪で頭がおかしくなりそうだった。
「ねェ?教えてよ俺ん事。生前の俺の事」
ソレはニヤリと口角を上げていた。優しい表情なのに悍ましさを感じた。
ソレは。ただの俺たちの念というには悍ましすぎる存在だった



「か、上鳴……後ろ。なんだよ。ソレ…!!?」
「どうも。」
ソレが後ろについてくるのをほっぽって学校に行けばどうやら1Aのみんなには見えるらしい。動揺する皆にふよふよと軽い態度のソレが手を振る。

ニックネーム: 又は匿名を選択:
トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
下げ おやくそく
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ずおやくそくのページの内容をご理解いただいた上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナを含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください




Copyright コミュティア All Rights Reserved.
スレッドを作る

トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文


トリップ ※任意 半角英数8-16文字



※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
おやくそく



管理人室
ご意見・ご要望はこちらへ