匿名 2024-08-24 21:17:29 |
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ガラリガラリと足元が崩れる。ズキリズキリと全身に痛みが走る。何も見えない。何も聞こえない。掴む物も見えやしない。
誰もいない、誰かに会いたい、誰かを見たい
誰かに,助けてもらいたい。
「…豪!!爆豪!!!!!」
「っぅあ、」
呼ぶ声がした,眩しい朝日に目を細めながらゆっくりと赤い髪の輪郭をなぞる、あぁ、呼んでたのはコイツか、暖かな優しい目が焦る様に見開いていた。ここは?感触的にソファーだ。周りに気配が多い、意識が覚醒してゆくと周りがざわめいている事に気づく、何事だ、寝てるだけなのに。なんでテメェらが焦ってる、色々な思考が脳に巡った、
「っぉい爆豪!!起きたか?大丈夫か…?」
「ウェイ…爆豪…」
俺の手を握る上鳴、腕をさする瀬呂……顔を覗き込み支えている切島、周りを取り囲むクラスの奴ら。先生、ベストジーニスト、何で俺起きなかったんだ(決してコイツらの気配に安心したとかではない。断じて)周りが体を起こす俺に動揺しているのを聞きながら寝起きの予想以上に掠れた声を絞り出した
「んで。テメェらは寝とる人間を囲んどんだよ、」
「何でって…爆豪が共有スペースで寝てる事も珍しいのに顔真っ青通り越して真っ白だったし。怖くて…」
「そうそう!オメェが苦しそうだったし見てらんなかった。だからブランケットを掛けたり手を握ったりしてた。そしたらいつの間にかクラスみんなが居たんだよ」
って言うところから始まるA爆
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