小説とか、詩を書く的な処(笑)　Ⅱ

大好きな貴方 今日も帰りが遅いの
まさか、浮気なんか してないよね？
貴方の大好きなお料理つくって、
家で待っるから。信じてるからね。

今日も貴方の帰りを待つ
貴方の大好きなお料理つくったの
美味しい、トマト料理 つくったの
トマトスープに、ステーキのトマトケチャップ添えに、
サラダに、トマトゼリー。トマトスープは、30分もかけて、ことこと煮込んだの
早く帰ってこないかなぁ……。

『ただいま』
帰ってきた。今日は早いのね
さっそく料理を振る舞うわ。
トマトスープを一口飲むと、
あまり美味しそうになさそうね
残念…。
ステーキには大満足。やはり、トマトケチャップには
少しご不満みたい
サラダも食べ、あとはトマトゼリーだけになった…のに。
『ごめん、まずはお風呂入るね』
ああ、お風呂上がりに食べたいのね
じっくり冷やしておくね。
あと、お風呂洗うの忘れちゃった
でも、貴方なら許してくれるよね？
『ギャアあぁあァぁあぁぁあァ!!』
…あーあ。ゲームオーバー。

お風呂場に行くと、放心状態の貴方がいたの
目線の先には、バラバラになった『トマト』
と、いろんなパーツ。
苦労したのよ？呼び出して、ナイフで刺して、
お料理するの。臭い消しには手こずったわ。
ほら、ぐちゃぐちゃでしょ？貴方の愛した『トマト』
気絶しなかっただけ、誉めてあげるね♪
さて、最後のメインディッシュ…。
私の大好きな『トマト』で、お料理しなくちゃ。

ｺﾄｺﾄｺﾄ…。 ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ…。

さあ、もうすぐ完成
え？味見しないのかって？
するわけないでしょ

汚らわしい