罪歌 2012-06-30 23:56:15 |
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月「ちっ、また負けた!クソが、なんで球が上手く飛ばないんだ!?」
リューク「なんだ、デスノートには興味ないのか?」
月「うわっ、なんだお前?ここでなにしてムグッ…」
リューク「騒ぐな、俺は死神、デスノートの所有者だ」
月「ぷはっ、デスノートの所有者?ていうか人の家でなにコスプレしてんだ?」
リューク「コスプレじゃない、俺は本物の死神だ」
月「…………」
リューク「まあそのことは置いておけ。それよりデスノートは使わないのか?」
月「今更だけどデスノートって読むんだな、あのノート」
リューク「(拾わせるやつを間違えたかもな、こいつ馬鹿だ…)」
月「そういえばお前なんて名前なんだ?」
リューク「俺はリュークだ、お前は?」
月「僕は夜神月、僕の父さんは偉いんだぞ?」
月「それよりデスノートは本物なのか?」
リューク「ああ、そのに書いてあることは全部本当のことだ、人間界で最もポピュラーな英語で書いてやった」
月「なんでわざわざ英語なんだ?僕は日本人だぞ?日本語で書けよ!」
リューク「(……こいつ、ムカつくな。自分の立場わかってんのか?)」
月「本物なのか……そうだな、これは封印しよう」
リューク「なんだ、使わないのか?それがあればなんでもお前の思い通りだぞ?」
月「チッチッ、リュークわかってないな。人間の命は重いんだ、生命の神秘なんだ」
月「そうだ!リューク、マリオゴルフしないか?」
リューク「マリオゴルフ?」
月「ほら、そこに2コンがあるから対戦しようぜ」
・・・・・・・・・・・・・
月「クソ、また負けた」
リューク「お前、死ぬほど弱いな……」
月「ふん、待ってろリューク。今からキノコカップで鍛えてくるからな」
月 ん? こんな所にノートが・・・
!? え.エロ日記
父 かえせー
L 一回見せろ
父 浮気がばれる!
母 コロす
月 はい、デスノート
母 死ねーーーーーーー
父 うわああああああああああああああああああああ
月「チクショー、なんで僕は勝てないんだ?」
リューク「(単にお前が下手だからだろ………)」
月「リューク!デスノートを取ってくれ」
リューク「そらよ!お前デスノートでなにするつもりだ?」
月「ここにクッパって書くんだ」
リューク「クッパ?クッパってそこに映ったギザギザしたやつか?」
月「ああ、こいつがいなけりゃ僕は勝てたんだ」
リューク「生命の神秘はどこいった…命は重いんじゃなかったのか?」
リューク「クッパは現実の生き物じゃないから死なないぞ?」
月「なんだと?名前を書かれたやつは死ぬんじゃなかったのか?」
リューク「クッパなんて現実にいないだろ、そういうやつは死なないぜ?」
リューク「ちなみに俺も死なないからな」
月「本当か?なら書くぞ?リュークっと」
月「40秒たった…死なない?」
リューク「だから言ったろ?死神は死んでるから死なねえんだよ」
リューク「月、そんなことに使わねえでもっと有効的に使ったらどうだ?」
月「有効的に?例えば?」
リューク「そうだな…ヒーローってのはどうだ?」
月「ヒーロー?」
リューク「そうだ。凶悪犯罪者の名前を書いてこの世界を平和にするんだ!」
月「僕が…ヒーロー…」
月「リューク、僕やるよ!僕は世界のヒーローになるっ!!」
月「よし、まずは適当にニュース見て名前を書いてみよう」
リューク「お前に選ばれたやつはとんだ災難だな…」
月「平和への一歩だ、犠牲は仕方ないのさ」
月「ん?この音原田ってやつ通り魔やってるな」
月「決めた、まずはこいつからだ」
月「音原田九郎っと」
音原田九朗
リューク「おい、この郎って字間違えてるぞ」
月「なんだ、めんどくさいなー」
リューク「それじゃ死なないから書き直せ」
月「仕方ないな…ハァ、音原田九郎っと」
音原田九朋
リューク「お前、わざと間違えてるのか?」
月「おぉ、この朋って字いいな!月が2つもある…」
月「将来僕に子供が出来たらこの字を入れた名前にしよう」
リューク「イラッ、いいからちゃんと書き直せ!」
月「わかってるよ、ほらこれでいいんだろ?」
音原田九郎
テレビ「臨時ニュースです。先日通り魔事件を起こした音原田九郎容疑者が逮捕された直後、心臓麻痺によって死亡しました。繰り返しますー」
月「ふん、僕の栄えある計画に寸分の狂いなしだな」
リューク「なに格好つけてんだ?さっさと次の名前書けよ」
刑事A「この一週間で50人以上も死んだ、しかも全て心臓麻痺だ」
刑事B「こんな偶然あるか?これは殺人だ」
刑事C「しかし、実際に触れることなく人を殺せるのか?」
ワタリ「皆様お静かに…Lがお話になります」
刑事B「Lって確か…若くして数々の迷宮入りの事件を解決したっていうやつか?」
刑事A「おいおい、探偵か?そんな話信じられるか!」
夜神父「しかし、実際に実績を積んでるようだ。話だけでも聞いてみよう」
一同「…………」
ワタリ「ではL、始めてください」
リューク「月、ここ数日でかなり殺ったな」
月「世の中には頭の悪い犯罪者どもがたくさんいるからね、休んでる暇なんてない」
リューク「(馬鹿なお前が頭悪いって言っても説得力ねえよ…)」
月「それにしてもこんなに字を書いたのは久しぶりだ。リューク、久しぶりにマリオゴルフしないか?」
リューク「ああ、いいぞ!」
ガチャ
粧裕「お兄ちゃん、マリオゴルフ貸してー」
月「!!」
月「なんだ、粧裕か」
粧裕「どうしたの?」
月「うん、ちょっとね。リュークと大切な話をしててね、父さん達に聞かれると厄介だから」
粧裕「リュークって誰?」
月「(……し、しまったー)」
月「リ、リュークっていうのは僕の友達でね、クリスマスのことについて話してたんだ」
粧裕「ふーん…それよりねえ、マリオゴルフ貸してよ」
月「フッフッフッ、忘れたのか粧裕…僕が買ったゲームは最初の一ヶ月は僕がプレイするんだ」
粧裕「お兄ちゃんのケチ」
粧裕「あれ?このノートなに?」
月「ああ、それかい?それはスゴいんだぞ?」
粧裕「ふーん…」
ピタッ
粧裕「キャッ、あんた誰?なんで化け物がウチにいるの?」
月「!?」
リューク「言ってなかったけか?デスノートに触れたやつは俺が見えるようになるんだよ」
月「(そういうことは先に言えよ、このポンコツ死神がっ!)」
粧裕「わっ、しゃべった!お兄ちゃんこれ誰?」
月「…粧裕、父さん達に内緒にするか?これは二人だけの秘密だぞ?」
粧裕「うん、わかった。絶対秘密にする!」
月「こいつはな、リュークっていって僕のペットなんだ」
リューク「(ペット………イラッ)」
粧裕「ペットなの?でも、世話大変じゃない?大きいし、エサ代もかかるんじゃ…」
月「その心配はないよ粧裕、こいつはリンゴさえやっとけば生きてられる。なんせ死神だしね…」
粧裕「死神なの?お兄ちゃんスゴいね!どうやって捕まえたの?」
月「それわね、僕が中学生のとき…嵐をこえて、鬼ヶ島に行っとき捕まえたのさ」
粧裕「さすがお兄ちゃんだね!尊敬しちゃう!!」
月「とにかく父さん達には内緒だそ?いいな?」
一方、警視庁特別捜査本部
L『私はLです。今から皆様に行ってもらいたいことを簡潔にお話しします』
L『これは事件です。そして私にはもう犯人の目星がおおよそついています』
L『ですから皆様には黙って見ていただきたい』
刑事A「黙ってだと?そんなこと出来るか!」
刑事C「そうだ!だったらその目星とやらを説明してみろ!」
L『近いうちに必ずや結果を見せます。なのでわかっていただきたい』
刑事B「そんな勝手なこと…」
夜神父「みんな、ここはLのいう通りにしよう」
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