小説、詞など No.6

時を刻んで 走るの
だからか みんな消えた
時空に絡めた
鎖が 消えた

地下室に眠る 少女
抱いたぬいぐるみは 解れて
一人 ただ眠る
夢を見ながら
悦びに抱かれ 膝まずいて愛で
花弁は染まり アナタを求め
滴枯れるまで 終わらない
さあさあ みんなおいで？
私と一緒に遊びましょ♪
後ろの正面だ～れ？
あれあれ 誰もいなくなった
まだまだ遊びたいよ
一緒に 踊りましょ？

ぐるぐる 永久の迷路
指先で なぞって
今日も 暇潰し
回る 回る世界は廻る
螺旋の階段は 消滅し
指先は 震えた
花弁は 枯れ果て
アナタを 求め
雫滴るまで 終わらない…
少女は舞い降りた
花弁散らし 真を求め
孤独な瞳には
血塗られた 薔薇がまじる
棘で飾られた
十字架を握りしめまた一人遊び
まだまだ 遊び疲れない
今度は なにをしよう？
手のひらにはいつも
生死の運命が ぐるぐる糸巻いて
月光に照らされた 華散る道は塞がった
私のお城に 出口はないんだよ？
甘えてじゃれてそして
みんなとお友だち♪
後ろの正面だ～れ？
あれあれ 誰もいなくなった

｢次に迷い混むのは｣｢どんな小鳥かしら？｣