『おはよう』と呟いた瞬間 空に 太陽が昇ったんだ 『おしまい』と叫んだ途端 空が崩れ落ちた まるで誰かに操られた おもちゃばこのように 世界はまわりはじめる それが 始まりか終わりかわからなくても とりあえず まわるんだ 鏡に写る 景色 それはまるで 鏡の向こうのような気がして 割れかけた 鏡の 破片に手を伸ばす 太陽がもしも 明日に沈んでいっても 鏡に写る景色は 闇にしか 変わらないさ 『それがあたりまえでしょ?』