6番目アリス 2012-09-29 22:24:57 |
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時が結んだ 鋭い眼差し
深い闇間の 淵から 沸き上がる火の粉は
この手の 剣で 祓うしかない
思い出して 踵返して
思いきり立ち止まるけれど
汗拭って 走り出せ
我を忘れ 良からぬ予感からめをそらした
嗚呼 燃える桜の
前にたちはばかる悪夢は
胸を突き刺す 恐るべき幻実
そんな顔 貴女らしくない
歪んだ笑みなど見たくない
目の前の現実を飲み込みたくても飲み込めない
だから今できることを
今ただ 一夜精神
嗚呼 魂駆け抜け
命をかけた その刹那に
桜斬り倒すほどの
恐るべき幻実
怒りを沈めて 穏やかに佇む桜よ
夢を見させて
まいちる花と共に
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