小説、詞など No.6

年間の人間が侵す過ちの数は
約18億万を軽く越えます
年間に人間が侵す過ちの陰は
それはそれは 多種なものなんです

未来予想図の中に 生まれ変わる人間の余地はあまりなく
罪が無くなることは
限りなく無に等しいのです
『あの子がしてるから 私もしていいんだ』
『 あの子が最初に初めた 私は悪くない』
いい加減な心が全て
《これが人間なんだ》とみんなみんな
自分に都合のいい 妄言を口にする
まあキミがそう思うんならそうなんじゃない？
「キミの心(なか)ではね」

『あの子って不細工』『付き合いも下手くそだし』
『キモいよね』『ねえ知ってる？あの子って△●●なんだって』
『アハハハハハ』
勝手な妄想をしてるキミも
話を合わせて楽しむキミも
罪悪感なんて ひとつもないでしょ？
だって 楽しそうなんだもの
『いじめてる 可哀想』『最低ダヨネ』
見てるだけの 可哀想なキミも
わかってないなぁ？
妄想者より よっぽどたちが悪いよね？
可哀想と口にしながら
心の隅で嘲笑ってるんだ
《私は勝ち組 あの子は負け組》
《しょうがないよね 人間だもん》
《私はわたし あの子はあの子》
《声なんて かけなくていいんだから》
そうだよ それが正論
誰か反論を言えるかい？応答よろしく ハイハイ
ね？誰も手をあげれないだろう？
《それが人間》なんだから ね？

ね？そうなんだろう？