6番目アリス 2012-09-29 22:24:57 |
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『実は私**なんです』
子供の頃 夢見た自分
それは とてもとても輝いていて
今の自分には想像もつかないようなものでして。
少し複雑な 心境なんです
今ではノックの音さえにもビックリして
間違いをおかすのが怖くて
だからなんにも行動におこせずに
独り膝を抱えてさ 項垂れてさ
恋だって友情だって夢だって
全部全部 無理なんだ
諦めかけることはできても
全部諦めて忘れるなんて できないよ
『苦しくても いつかいいことがある』
ってどこかで聞いたけど
それは 結局かなり幸せで幸せな人のおとぎ話なんです。
駄目なものは駄目なんです
駄目なんです。
時間も自分も全て 忘れられないかな。
今だけでいいから 今だけでもいいからさ
自分の殻に綴じ込もれるだけの 数分だけでいいから
ねえ、ねえ。
ねえ、ほら。
ほら、神様は不公平だ
トントンと、響きだした ノックの音がやけに大きく聞こえて
緊張なんてもんじゃ 足りないくらいで
震える指先が 冷たいドアノブの先に触れた途端
火傷したように 離れて
ねえ、ねえ。
ねえ、ほら。
偶然を装った 神様のイタズラ
分かりやすくて けど ドキドキしてさ
殻に綴じ込もって 脅えるよりも
いくらかは 楽しいかな
ありがとう
初めて言った 合言葉は
眩しいくらいの君の笑顔に 吸い込まれた
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