小説、詞など No.6

『君はいつでも＊＊なんだ。』

子供の頃 君と手を繋いで
夢を語りあってさ
君は覚えてるかな？初めて作った合言葉
『＊＊＊＊＊』
なんてね

いつからかな？君は独りになりたがって
暗い部屋で独り 膝を抱えてさ
ノックの音でさえ 驚く音が聞こえて
ぎこちない 毎日が続いた
このままじゃ駄目だって
言ったとしても、君には届くのかな？
なんて 馬鹿馬鹿しいね
『苦しくても いつかいいことがある』
って 誰かが笑った
知らないくせに 何も知らないくせに
ヘラヘラ 被害妄想振り撒いて
涙流して 嘘を重ねて
大嫌いだ 君はどう思う？

時間も周りの人も 全ていらないよ
君の傷ついた心さえ 僕は利用して
神様も呆れるほどの 有り余った愛
早く気づいてよ ほら
僕はそう、優しい王子になんかなれない
仮面を被った怪物だよ
だから 数分だけ時間をあげる
全てのゲームは ここで終わりだ
選択肢は二つ 君が選んで
ほら、ほら。
ねえ、ねえ。
偶然を装った ノックの音
緊張とニヤケが乱反射して
弱さにつけこんだ 甘い誘惑は
君の涙にかきけされた
また、もしもあの頃に戻れたら なんて
馬鹿馬鹿しいね
ありがとう