6番目アリス 2012-09-29 22:24:57 |
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整理できてない頭のなかを
かき回してかき回して
ぐちゃぐちゃになってさ
絵の具がぶちまけられたキャンパスみたいに
渦巻く言葉が 揺れる
『それじゃあ何も出来ないままですよ?』って
余裕ぶって舌を出してみても
君も同じ考え方をしてるんだろう?
いつだって その再生紙に埋もれてる鏡を見ながら
冷たい笑顔を見せてる
例え僕が天才科学者であっても
世界構図を正確には言えないさ
例え僕が馬鹿な奴だったとしても
地球なんか どこにも見えないよ
この窓から飛び降りた君は 今頃何をしてるかな
良い方ではない点桁が書かれた再生紙で
また折り紙でも折ってるのかな
いつだって 君の笑顔にしがみついて
気づかないふりをしてた涙を問えずに
なくなってさえ気づかないふりをするなんて
僕はなんて臆病なんだろう
『ごめんね』だって、『ありがとう』だって、
結局言えずじまいだったね
聞こえてますか?この幻聴
いつまでも 情けない君に囁くよ
『ありがとう』なんか 偽善じみたことなんかいらない
「死んじゃった、ごめんね」
「さよならしよっか」なんて
余裕ぶって舌を出してみても
やっぱり 目の奥が熱いよ
やっぱり 君もなくのかな?
やっぱり 止めるのかな?
夕焼けが沈む三秒前
静かに君は私に 笑いかけたんだ
数字を使いすぎた頭のなかを
かき回してかき回して
また 今日も君を見つめてさ
「今度は泣くの?笑うの?」って聞いたら
『いなくなるよ』って
静かに笑ってさ
なら 一緒に遊ぼうよ
また 笑顔をつくって 余裕ぶって舌を出してみる
手を繋いで 静かにフェンスを飛び越えて
鳥みたいに 君を引っ張った
「おいでよ」
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