6番目アリス 2012-09-29 22:24:57 |
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《隠レンボウ》 作詞…私
情報が往き来するなか 見つけたゲーム
怖がらせようと赤く滴る文字列のなか
指先が震えるような 遊びを見つけた
在り来たりな日常がつまんなくて
ほら ちょっと寄り道の先を覗いてみようか
《用意するもの ぬいぐるみ、米、赤い糸、
水、塩水、刃物などの鋭利なもの》
狂気に見廻れた 狐の遊幻(マヤカシ)
少年は言ったんだ
『退屈は大嫌いだ』って
それじゃあ始めようか 隠レンボを
『最初は僕が鬼だ』
狂気に見廻れた 僕の遊幻(マヤカシ)
少年は確かに言ったんだ
『さあ、次は君が鬼だ』って
さあ逃げようか 見つからないように
もうそろそろ抜け出したいな
淡い光を放つ時刻は午前三時二十三分現。
さあ、鬼の目を隠しにいこうか
暗闇の世界に背伸びして
さあ歩き出せ
まって マッテ 鬼は何処だ?
完全犯罪の遊幻(マヤカシ)ゲーム
鬼の目が冴えきらないうちに
はやく 早く 見つけなきゃ
肩に感じる 水の温度
マッテ まって 鬼は何処だ?
嗚呼 やだ ヤダ やだ お前
『眩む世界に足掻いて』
背中にさしこむ 鉄の鋭先
引きちぎった温度は 鬼の手に
少年は確かに言ったんだ
『僕の勝ちだ』って
なんて、冗談は嘘にして
ほら 鬼が笑ってる
『インチキ霓舞(ゲーム)は御仕舞い』だって
少年は確かに笑ったんだ
『僕の負けだ』って
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