時計塔の 歯車の音 刻む音は 小さく鳴り響く 失った記憶の片隅に 嘲笑う 自分の 母が ひとり 今も 背中に残る 醜い火傷の痕が あのときの 思い出を刻んでる 手足に繋がれた鎖は語る かつて この世に生まれた 大罪を 強まる鼓動 揺れる心音 僅かな 針音は しずまりかえった 逃げてばかりの人生は 終わりを告げることを知らず 儚い 夢 時計に混ぜて 囁く 涙は 君を また 想う