櫻ヶ谷 2012-11-11 19:36:12 |
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人を弱いと思うな
人は強いと思え
常に弱いと思い手を貸せば
その人は弱いままだ
それどころか弱くなるかもしれない
強いと思い見守ることができれば
人は強くなれるだろう
そして見守るものも共に強くなれるだろう
励ましは素直に受け取ろう
人を励ましても何の得にもならないのに
言葉をかけてくれたのだから
たとえそれが偽りの言葉でも
何も言われず見て見ぬふりをされるより
何倍もマシなのだから
この狭い教室の中
響く沢山の笑い声
そして沢山の笑顔
どうしてそんなに笑ってられるのかな?
あそこ見ろよ、一人でうつむいてるあいつが見えないの?
なんで誰も声をかけないの?
気になって寝られないだろ
なんで俺は声をかけないんだ?
眠いからかな
まぁいいや、あいつと仲が良いわけでもないし
違う、あいつはクラスの誰とも仲が良くない
だからってまるで見えないようなふりすんなよ
わざとらしくて嫌になる
俺は気づいてる
俺は見てる
なのにどうして声をかけないんだろう
そう毎日思いながらも何もしないんだろう
何もしてないのになんでこんなに苦しいんだろう
その笑顔は本物ですか?
疑ってもいいことなんてないのに
誰にでも辛いことはあるよね
無理に笑わなくていいんだよ
なんて分かったような口振りで
優しさ押し付けた
強がりの笑いにだって意味があるのに
気づいてるよって分かってほしい
そんな自分の気持ちを押し付けた
なんで一緒に笑ってあげられないんだろう
バカだな俺は
街のアーケード
一段と寒くなるこの時期に
明るく煌びやかな光に照らされている
聴きなれたクリスマスソングといっしょに
ピカピカと瞬くイルミネーション
でもね、さすがに見飽きたよ
だって11月ごろから見てるから
ねぇ、クリスマスってそんなに長かったかな?
今年はどれだけ雪が降るのかな?
俺の住む所はあまり、雪が降らない
だから大きな雪だるまや
どうやって作るかも分からない、かまくら
そして大勢でやる雪合戦に少し
いや、かなり憧れる
雪がいっぱい降るって色々大変だろうな
と他人事に思うけどやっぱり一回くらい
埋もれるくらいの雪を見てみたい
そんな俺の欲求を満たすのは
毎年ベランダに現れる小さな雪だるま1つ
時を刻む針
流れる 鼓動は0
奏でる 音色は
寄り添う 華のようで
恋い焦がれ そして散る
色褪せた アルバム
忘れてた 写真
めくるたびに
紅い満月が 朽ちるように
涙溢れた
時の流れは 止められずに
叫ぶその声 紅の新月に響き
闇と光が ぶつかる大地に
乾いた雨が こぼれ落ちた…
ドアの奥で冷たく眠る
君の横顔
あなただけは 朽ちてしまうの
忘れてた 運命…
ドアノブの隙間に
こぼれ落ちた 涙
叫ぶその声 時は止められずに
乾いた大地が 湿るだけ で
忘れかけてた 古い写真
時計の針が ジッと見ていた…
『大丈夫、生きてる間は ずっと一緒にいますから』
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