一般人 2022-11-19 09:42:02 |
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>>4650の続き。
日記には、ゆかりんを誘拐した経緯まで書いてあった。どうやら、彼女は、学校の帰り道で奴に後ろからクロロホルムをつけたハンカチで口を塞がれて眠らされてしまい、この家まで連れて来られたようだ。
遙一「何とまぁ、嫌な感じの野郎ですね。しかし、ゆかりんさんですか。」
この時遙一はゆかりんに会ってみたいという衝動に駆られた。所謂好奇心という物だろうか。遙一は様々な部屋を探した。そして、一つだけ鍵のかかった部屋があった。遙一は、いつも自身がやっているピッキングでドアを開けた。部屋の中にはベッドと机と椅子がありベッドにはゆかりんが眠っていた。ゆかりんの足には鎖がついていた。
遙一「さて、どうしたものか。困りましたね。」
遙一はここまで来て困ってしまった。何故なら、この先どうするかなど考えていなかったのだ。
遙一「この娘、寝ているならいっそ殺してしまうか。」
そう言うと遙一はナイフを手に持つ。しかし、遙一にはゆかりんを何故か殺す事が出来なかった。いつもなら、躊躇なく相手を始末することが出来るのに何故か、今は、躊躇ってしまう自分がいたからだ。
続く。
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